この記事では、韓国のLCC「ティーウェイ航空」についてご紹介します。
結論から言うと、他の韓国のLCCと比べても特に大きな違いはなく、快適にフライトできました。
本文では、実際にティーウェイ航空に搭乗した元CAの自分が、リアルな体験談をもとに、座席の広さや快適さ、サービス内容や注意点などを本音でレビューします。
これからティーウェイ航空を予約しようとしている方は、よかったら続きも参考にしてみてくださいね。
ティーウェイ航空に実際に乗ってみたリアル口コミ
ここからは、自分が実際に搭乗した体験をもとに、リアルな口コミをお届けします。
今回は台北から大邱、大邱から福岡の2便に乗ったのでそれぞれのフライトの様子を詳しくご紹介します。
台北(桃園国際空港)から大邱の搭乗体験

台北から大邱への便は深夜便で、出発時刻が深夜2時。
オンラインチェックインが使えない旅程だったため、チェックイン開始は出発2時間前の0時からとちょっと不便に感じました。(実際は23時30分くらいから始まりました)

でも今回は、Trip.comで航空券を予約した際に「プライオリティ・パス・ラウンジ」も予約していました。
ティーウェイ航空が出発するターミナルの「プライオリティ・パス・ラウンジ」は24時間営業なので、出発までの時間を空港ラウンジでゆったり過ごせて、深夜の待ち時間も快適に乗り切ることができました。
搭乗した機材はボーイング737で、3列×3列の配置。

今回最前列の座席を指定したことで、足元がとても広くて快適でした。
3時間ほどの短距離フライトとはいえ、ゆったり足を伸ばせて到着までぐっすり寝ることができました。
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大邱から福岡便の搭乗体験

帰りの大邱から福岡への便も同じくB737機材。
窓側の座席を確保していたのですが、隣が体格ががっちりした男性で少し窮屈に感じました。
とはいえ、座席ピッチが広くなるように座席が工夫されているので、足を組んでも余裕があり個人的には思っていたよりずっと快適でした。

座席はレザー調で高級感があり、ポケモンのヘッドレストカバーがかわいかったのも印象的でした。
モニターはありませんが、1時間程度のフライトなので特に不便はありませんでした。
機内でお菓子を食べている人もいましたが、特に注意される様子はなく、ゆるい雰囲気で過ごしやすかったです。
また今回2回利用しましたが、遅れなども特になく逆に福岡では早く着きすぎて、スポットがまだ空いていないということもありました。
搭乗方法と手荷物の対応

最近は座席のゾーンごとの搭乗案内が主流になっていますが、今回ティーウェイ航空に乗った2便とも、ゾーン関係なく一斉に搭乗するスタイルでした。
そのため、上の棚に荷物を入れたい場合は、早めに搭乗口に行っておくのがおすすめです。
ちなみに手荷物に関しては、機内持ち込みの重さやサイズのチェックは特にありませんでしたが、大邱空港からの出発時には、モバイルバッテリーのチェックがとても厳しく
1人ずつ係員が確認し、ビニール袋に入れるよう指示されました。
空港や便によって対応に差があるようなので、注意が必要です。
ティーウェイ航空の機内サービスについて
ティーウェイ航空の機内サービスはすべて有料です。
短距離路線でも、機内販売がしっかりと行われていて、大邱→福岡のような1時間程度のフライトでも、有料のドリンクが販売されていました。
同じく韓国LCCであるチェジュ航空では、福岡〜釜山のような短距離便では機内販売が省略されることもありますが、ティーウェイ航空はしっかり準備されていて、必要な人にとってはありがたいサービスだと感じました。
ティーウェイ航空の座席指定について

ティーウェイ航空では、事前に座席指定をする場合はすべて有料です。
有料で座席を指定しない場合は、出発の24時間前からのオンラインチェックイン時に無料で座席を選ぶ方法があります。
オンラインチェックインでは、無料で座席を選ぶことができ、経験上1番前の座席はオンライン上で見かけたことがありませんが、2番以降の座席であれば早いもの勝ちで、無料で座席指定ができますよ。
ただ混雑している便では、連番で座席を取るのが難しくなることもあるため、どうしても座りたい場所や隣同士で座りたい場合は、有料で事前に指定しておくのが安心です。
ティーウェイ航空の手荷物ルール
大きさ | 個数 | 重さ | |
受託手荷物 | ー | ー | イベント運賃:なし スマート運賃:15kg以内 一般運賃:20kg以内 ビジネス運賃:30kg以内 |
機内持込手荷物 | 3辺合計が115cm以内 | 1個+身の回り品 (ビジネス運賃は2個) | 合計10kg以内 (ビジネス運賃は各10kg) |
ティーウェイ航空の手荷物については、受託手荷物については、運賃タイプによってルールが異なります。
最安の「イベント運賃」などには受託手荷物が含まれていないので、航空券予約時にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
ちなみに、機内持ち込み手荷物ですが、私がが利用したときは、搭乗口で手荷物の重さやサイズに関するチェックは特にありませんでした。
ティー ウェイ航空口コミ&評判
ここでは、私の体験談に加えて、実際にティーウェイ航空に搭乗した他の方の口コミもいくつかご紹介します。
①:座席狭すぎ
출발~
ティーウェイ航空安いから仕方ないけど座席狭すぎw— しももとです。 (@myn99019130) March 21, 2025
座席が狭いという口コミがありました。
確かに、LCCなので、フルサービスキャリアと比べると座席の広さには違いがあります。
ただ、私が乗った際はシートピッチが思ったより広めで、足を組んでも問題ない程度で、感じ方には個人差があるようです。
③:快適なシートだった
Now Boarding! TWB291便 RKSI(ICN)-RJFF(FUK) Ship:HL8212
韓国渡航4日目は韓国を出国し日本に帰国します!今回は今年7月に大韓航空からティーウェイ航空に移籍したばかりのA330-200に搭乗します!座席は大韓航空時代から変わっていないので安い運賃のうえ、快適なシートを利用できました! pic.twitter.com/3vxKKrCw0v
— Otter77W (@otter77w) August 6, 2024
実はティーウェイ航空は、LCCでありながら大型機材の導入も積極的に進めています。
2024年6月には大韓航空からリースされたA330-200、2022年には元キャセイパシフィック航空の777-300ERも導入済み。
近距離だけでなく、ヨーロッパ線など中・長距離路線にも力を入れている急成長中のLCCなんです。
ティーウェイ航空ってどんな航空会社?

ここでは、ティーウェイ航空の基本情報や特徴について、はじめて利用する方にもわかりやすくまとめてみました。
韓国のLCCで急成長中の航空会社
ティーウェイ航空は、2010年に韓国で設立された格安航空会社(LCC)です。
本社はソウルにあって、仁川(インチョン)国際空港をはじめ、韓国各地の空港から国内外へ多数の路線を展開しています。
近年では大型機材の導入や中長距離路線の拡大にも力を入れており、韓国のLCCの中でも特に成長が著しい航空会社として注目されています。
また、ティーウェイ航空はポケモンとのコラボ機材を運航していることでも話題です。
座席のヘッドレストカバーや機内デザインにポケモンが登場するなど、ファミリー層や、ポケモンファンからも人気を集めています。
実際に私がが搭乗した際も、ポケモンのヘッドレストカバーがついていたり、機内販売ではポケモンともコラボグッズも販売されていて、ちょっとしたワクワク感がありました。
安全面や評判は?
LCCと聞くと「安い=不安」というイメージを持たれがちですが、ティーウェイ航空は、韓国政府の航空法に基づいて運航されており、厳格な整備や安全管理が行われています。
これまでに重大な航空事故や死亡事故は発生しておらず、比較的安全性の面でも高い評価を受けている航空会社です。
しかし、2022年には一部の機体で頻繁な不具合や整備関連の問題が発生し、事態を重く見た韓国の国土交通部(日本の国交省のような機関)がティーウェイ航空に対して特別点検を実施し、安全対策の強化を指示しました。
この対応を受けて、ティーウェイ航空では
- 予備エンジンの追加導入
- 約1500億ウォンを投資した格納庫の建設
- 海外依存の高かった整備・補修(MRO)の内製化推進
などを進めていて、整備品質の向上と運航の安全性・効率性アップに力を入れています。
安全性を気にする方にとっては、こうした取り組みが行われていることを知っておくと安心できる材料になると思います。
ティーウェイ航空はこんな人におすすめ!
- 韓国旅行をリーズナブルに楽しみたい人
- フルサービスじゃなくても最低限で十分な人
- シートの広さや快適さもある程度重視したい人
- LCCでもできるだけ座席指定をして快適に過ごしたい人
ティーウェイ航空は、価格重視で韓国に行きたいけど、「ちょっとだけ快適さもほしい」「せっかくなら楽しい体験がしたい」そんな方にぴったりのLCCです。
また、今回私が利用したTrip.comのような旅行予約サイトを使えば、安く航空券が買えるだけでなく、ティーウェイ航空だけでなく、他のLCCやフルサービス航空会社でも、ラウンジ利用・時間帯などの条件を柔軟に選べるので、旅のスケジュールやスタイルに合った予約がしやすくなりますよ!
この記事のまとめ
ティーウェイ航空は、安く韓国に行きたい人にぴったりのLCCです。
座席の広さや快適さもあって、今後は韓国といった近距離だけでなく、韓国経由でお得にヨーロッパ行くことも可能になるかもしれません。
Trip.comでチケットを購入すれば、ラウンジ利用をオプションで付けられたりなど、旅のスタイルに合わせた予約ができて便利!
ぜひティーウェイ航空でお得な旅の楽しんでくださいね!
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