オリエンタルランド株式会社は、2023年10月1日からディズニーチケットが値上げ、価格変動など行っています。
いよいよディズニーチケットが1万円超えで、世界のディズニーのチケット料金と肩を並べるようになりました。
- どのくらい価格が上がるか
- これまでの値上げの歴史
- チケットの値上げの理由など
- 海外のチケット状況
ディズニーチケットの値上げについてQ&A方式で最新情報をご紹介します。
2023年10月1日から値上げ(価格変動制)のディズニーチケットについて
名称 | 区分 | 変動価格制チケット |
1デーパスポート | 大人(18歳以上) | 7,900円~10.900円 |
中人(12~17歳) | 6,600円~9,000円 | |
小人(4~11歳) | 4,700円~5,600円 |
2023年10月1日よりディズニーチケットが値上げになりました。
発表では、変動性を2段階から4段階に分け、大人料金で言えば一番高い時で1000円の値上げになります。
大人2人と小学生の子供2人で春休みの時期に行った場合、30,000円から33,000円と30,00円の値上げとなります。
2023年10月からのディズニーパークチケットに関してよくある質問Q&A
それではディズニーパークチケットの値上げについてよくある質問をQ&Aで解説していきます。
値上げの理由などチェックしてみましょう。
Q1:ディズニーチケットを値上げしたの?
1.売上が激減しているので、1人あたりの客単価をあげるため
現在ディズニーリゾートでは、コロナの影響もあり2021年の入園者数は開業2年目と同等の数。
入園者数の制限もなくなったとはいえ、そういった状況でディズニーリゾートの売上は激減する中、少しでも売上を上げる方法として何ができるかというと、入園者やディズニーファンの1人あたりの単価を上げるしかないとなります。
そこで今回パーク入園チケットの値上げをすることで、客単価を上げたというのが理由の一つだと考えられます。
そのほかに入園者の客単価を上げる方法としては、ディズニーランドでアルコールの販売を開始したというのも考えられます。
ディズニーランドでアルコールを提供すると聞いたときびっくりした人も多かったのではないでしょうか。
今までお酒が飲めないからディズニーシーがメインだった人が、お酒が飲めるということでデイズニーランドにも来てくてれて、お酒を飲んでくれたら客単価があがりますよね。
実際、当初トライアルとして始まったアルコール提供、最近はディズニーランド内でアルコールの種類や取り扱う店舗も拡大し、テイクアウトできるショップもあるので、ディズニーランド内のどこでもアルコールを飲むことが出来るようになりました。
そして最近では、色んな企業とコラボしたディズニー商品が増えています。
お香や賃貸ルームなどもディズニーがコラボしたりしています。
ディズニーキャラクターのライセンスを貸し出すことで、企業からライセンス料を獲得して、なんとか少しでも売上を伸ばそうとしている努力が見て感じられます。
2.ディズニーランド、ディズニーシーの大規模計画のため
2023年度中にディズニーシーに新しくオープンするテーマポート「ファンタジースプリングス」は、過去最高額の約2,500億円を投じています。
「ファンタジースプリングス」に誕生するのは、「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」をテーマに、4 つの新しいアトラクションと3 つのレストランと1 つのショップ、そしてディズニーホテルで成り立つという大規模プロジェクトになっています。
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こういった多額の投資額やプロジェクトを考えると、今回の値上げも仕方ないのかもしれません。
Q2:ディズニーチケットの値上げの歴史は?
年 | イベント | 1デーパスポート(大人) | 入園者数(人) |
1983年 | TDLオープン | 3,900円 | 9,933,000 |
1987年 | 4,200円(+300円) | 11,975,000 | |
1989年 | 消費税3% | 4,400円(+200円) | 14,752,000 |
1992年 | 4,800円(+400円) | 15,815,000 | |
1996年 | 5,100円(+300円) | 17,368,000 | |
1997年 | 消費税5% | 5,200円(+100円) | 16,686,000 |
2001年 | TDSオープン | 5,500円(+300円) | 22,047,000 |
2006年 | 5,800円(+300円) | 25,816,000 | |
2011年 | 東日本大震災 | 6,200円(+300円) | 25,347,000 |
2014年 | 消費税8% | 6,400円(+200円) | 31,377,000 |
2015年 | 6,900円(+500円) | 30,191,000 | |
2016年 | 7,400円(+500円) | 30,004,000 | |
2019年 | 消費税10% | 7,500円(+100円) | 29,008,000 |
2020年 | TDL新エリアオープン | 8,200円(+700円) | 7,560,000 |
2021年3月 | TDS20周年/東京オリンピック | 8,700円(+500円) | 12,054,000 |
2021年10月 | 9,400円(+700円) | 12,054,000 | |
2023年10月 | 10,900円(+1500円) | ー |
ディズニーリゾートのチケットは、入場者数の増減にかかわらず約2~3年に一度値上げされています。
消費税が上がる年は、必ずチケットの値上げが行われています。
だた今回は1年に2回値上げということもあり、また値上しすぎ、高すぎるという声が聞こえてきました。
開園当時は、アトラクション代は別にかかりましたが、今よりも半額以下の3,800円だったというのはびっくりですね。
Q3:他の国のディズニーチケットはいくらなの?
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世界のディズニーランドのパークチケットの1デーパスの金額をチェックしてみました。
東京ディズニーリゾートのパークチケットは値上げをしても、世界のディズニーランドの金額と比べても安かったです。
今回の値上げは、状況を考えてみても他のディズニーランドのチケットと比較しても高すぎる!とは言えないのかもしれませんね。
▼ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(アメリカ・フロリダ)▼
パーク | 種類 | 値段(1ドル103円で計算) |
マジックキングダム1dayパス | Peak(混雑日) | $124(12,722円) |
Regular(通常日) | $115(11,845円) | |
Value(閑散日) | $107(11,021円) | |
マジックキングダム以外1dayパス | Peak(混雑日) | $119(12,257円) |
Regular(通常日) | $107(11,021円) | |
Value(閑散日) | $99(10,197円) |
▼ディズニーランド・リゾート(アメリカ・カリフォルニア)▼
種類 | 値段(1ドル103円で計算) |
Peak(混雑日) | $124(12,722円) |
Regular(通常日) | $110(11,330円) |
Value(閑散日) | $97(9,991円) |
アメリカのディズニーリゾートのパークチケットは、新しい東京ディズニーリゾートシステムと似ていて、日によってチケットの値段が変わってきます。
▼上海ディズニーランド(中国)▼
種類 | 値段(1元16円で計算) |
Peak(混雑日) | 499元(7,984円) |
Regular(通常日) | 370元(5,920円) |
上海のディズニーランドのパークチケットも、新しい東京ディズニーリゾートシステムと似ていて、日によってチケットの値段が変わってきます。
▼ディズニーランドパリ(フランス・パリ)▼
種類 | 値段(1ユーロ118.5円で計算) |
1デーパス | 80ユーロ(9,480円) |
▼香港ディズニーランド(香港)▼
種類 | 値段(1香港ドル13.7円で計算) |
1デーパス | 639香港ドル(8,351円) |
この記事のまとめ
今回は、2023年10月にディズニーチケット値上げした理由や歴史などQ&Aで解説してきました。
ディズニーリゾートもこの状況の中の値上げは苦渋の決断だったかもしれませんね。