スターラックス航空とエバー航空、どちらも台湾を代表するフルサービスキャリアとして人気ですが実際にどう違うの?と気になる方も多いはずです。
今回は、元CAの私がスターラックス航空に実際に搭乗して感じた、エバー航空との「7つの違い」を、プロの視点も交えてわかりやすく解説します!
初めての台湾旅行を検討している方、どちらの航空会社を選べばいいか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
スターラックス航空とエバー航空の7つの違い
違い | ![]() スターラックス航空 | ![]() エバー航空 |
①:設立年 | 2018年 | 1989年 |
②:マイル | 独自マイル | スターアライアンス |
③:空港ターミナル | 成田空港:第2ターミナル 関空:第1ターミナル 桃園国際空港:第1ターミナル(日本線) | 成田空港:第1ターミナル 関空:第1ターミナル 桃園国際空港:第2ターミナル |
④:保有機 | 28機(2025年6月現在) | 86機(2025年6月現在) |
⑤:シートピッチ | 30~32インチ | 31~33インチ |
⑥:料金 | 37,610円~(燃油サーチャージ、税込) | 29,870円~(燃油サーチャージ、税込) |
⑦:コラボフライト | スヌーピー | サンリオ |
2つの航空会社には、大きく7つの違いがあります。
一言で違いを表すと、スターラックスは「ラグジュアリーで新しい感性」、エバー航空は「安心感と実績の王道」っていう印象。
実は、スターラックスは、エバー航空の社長の四男が、スターラックス航空を立ち上げたんです。そういった経緯もあり、2つの航空会社は、お互いに特徴を出したり切磋琢磨しているのかもしれませんね!

7項目の違いをそれぞれご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
違い①:設立年
航空会社 | 設立年 |
![]() スターラックス航空 | 2018年 |
![]() エバー航空 | 1989年 |
エバー航空は、1989年に設立した台湾を代表する航空会社です。
オーストラリアの航空業界格付けサイト「エアラインレーティングス」において、エバー航空は2025年の世界で最も安全な航空会社25社で9位にランクインしています。
一方スターラックス航空は、2018年にできたばかりの会社で、高級感を前面に出した航空会社です。
スターラックス航空は、スターラックス航空は、英SKYTRAX社「2025 World Airline Awards」において最高評価「5スター」を獲得。
さらに2020年の運航開始以来、その目覚ましい進歩が認められ「World's Most Improved Airline」を受賞し、世界の航空会社の中で最も成長ある航空会社として評価されています。
違い②:マイル
航空会社 | マイル |
![]() スターラックス航空 | COSMILE(独自マイル) |
![]() エバー航空 | スターアライアンス |
エバー航空は、ANAなどが加盟している『スターアライアンス』に加盟しています。
一方スターラックス航空は、『COSMILE』という独自のマイル制度があります。
ちなみに、スターラックスは、2025年末までにJALなどが加盟しているワンワールドに加盟申請を行う計画を立てています。
違い③:空港ターミナル
航空会社 | ターミナル |
![]() スターラックス航空 | 成田空港:第2ターミナル 関空:第1ターミナル 桃園国際空港:第1ターミナル(日本線) |
![]() エバー航空 | 成田空港:第1ターミナル 関空:第1ターミナル 桃園国際空港:第2ターミナル |
それぞれの利用する空港ターミナルにも違いがあります。
2つのターミナルでは利便性やアクセスなどあまり変わりはないので、そこまで気にする必要でしょう。
ただ、「プライオリティパス」というカードで使える桃園国際空港のラウンジは、第1ターミナルだけが24時間営業となっています。
違い④:保有機


航空会社 | 保有機 |
![]() スターラックス航空 | ■28機(2025年6月現在) A321neo A330-900 A350-900 |
![]() エバー航空 | ■86機(2025年6月現在) 787-10 787-9 777-300R A330-300 A321-200 |
保有機は、路線のネットワークが充実しているエバー航空の方が多く保有しています。
スターラックス航空はエアバスを33機保有しています。
飛行機の新しさでいえば、エバー航空のばらつきに比べて、スターラックス航空の方が新しくなっています。
長距離路線の拡充を進めている台湾のスターラックス航空は、エアバスのA350-1000を約10機発注する方向ということも明らかになっています。
違い⑤:シートピッチ(エコノミー)
航空会社 | シートピッチ |
![]() スターラックス航空 | A330neo、A350-900:約78~81cm(31~32インチ) A321neo:約76~78cm(30~31インチ) |
![]() エバー航空 | 787-10、A330-300、A321-200:約78~81cm(31~32インチ) 787-9、777-300R:約78~83cm(31~33インチ) |
シートピッチですが、2社ともに大きな差はありませんが、エバー航空の方が若干ゆとりがある座席となっています。
ただ、どちらともLCCと比較すると、個人用モニターや充電機能があったりと、ゆったりとした構造になっています。
違い⑥:料金
航空会社 | 料金(福岡ー台北/大人片道) |
![]() スターラックス航空 | 37,610円~(燃油サーチャージ、税込) |
![]() エバー航空 | 29,870円~(燃油サーチャージ、税込) |
同一日の同路線で料金を、Trip.comで比較してみました。
何日か調べてみたのですが、エバー航空の方がリーズナブルに予約することができました。
2つの航空会社の料金を比較したい人は
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違い⑤:コラボフライト
航空会社 | コラボフライト |
![]() スターラックス航空 | スヌーピー |
![]() エバー航空 | サンリオ |
最近は、キャラクターなどと航空会社のコラボが増えていますが、2社ともにコラボフライトを行っています。
エバー航空は、コラボフライトの先駆けとなっていて、サンリオとのコラボを行っています。

機体のラッピングをはじめ、紙コップやおしぼり、コラボ限定グッズなども販売されています。
ハローキティジェットの運航情報は、エバー航空の公式サイト🔗でチェックできますよ!
スターラックスは、2024年からスヌーピーとのコラボをスタートしました。(毎年期間限定)

機体のデザインはないものの、一部路線を除く全便でスヌーピーの世界観が楽しめるようになっています。
私も搭乗しましたが、スターラックスの宇宙船のような世界観と宇宙旅行をしているスヌーピーの世界観が、うまく融合していてとてもよかったです。
スターラックス航空、エバー航空ともに共通してあるもの
- 機内食
- 機内Wifi
- 座席モニター、充電
- 荷物ルール
- 空港ラウンジ
- 日本人CA
2つの航空会社はフルサービスキャリア(FSC)で、JALやANAのように、従来型の充実したサービスを提供する航空会社となっています。

そのため、機内食や個人用モニターなど充実したサービスが提供されます。
また、スターラックス航空、エバー航空ともに、日本路線には日本人CAがいるので、英語や中国語ができなくても安心感があります。
どっちがおすすめ「スターラックス航空」と「エバー航空」
ここでは、2つの特徴や実際に乗ってみてそれぞれおすすめする点をご紹介します。
スターラックス航空をおすすめする方
- 新しい機体がいい方
- 飛行機が好きな方
- スヌーピーが好きな人
スターラックスは、機体が新しく今までの航空会社とは一味違っていて、まるで宇宙旅行に行っている気分になれます。
日にちなどによっては、エバー航空より料金が高いケースもありますが、色んな航空会社に乗ったことがある方も、きっと他の航空会社との違いを感じることができ、新鮮な気分になると思います!
エバー航空をおすすめする方
- スターアライアンス会員の方
- コスパを求める方
- サンリオが好きな方
エバー航空の強みは、台湾最大の航空会社で、スターアライアンスメンバーという点。
ANAなどのマイルを貯めている方は、マイルも貯めることができます。
また、安全性についても世界の航空会社の中でも評価が高いので、安心感を求めたいという方にもぴったりです。
この記事のまとめ
この記事では、スターラックス航空とエバー航空の違いについて解説してきました。
スターラックス航空とエバー航空は、どちらも魅力たっぷりのフルサービスキャリアだけど、実際に乗ってみると、機内の雰囲気やサービス、ブランドの世界観にけっこう違いがあると感じました。
一言で違いを表すと、スターラックスは「ラグジュアリーで新しい感性」、エバー航空は「安心感と実績の王道」っていう印象。
あなたの旅のスタイルや好みに合わせて「どっちに乗ろうかな?」って選ぶヒントになってたらうれしいです。
これから台湾旅行やアジア路線を計画してる人は、ぜひ今回紹介した7つの違いを参考にして、素敵な空の旅を楽しんでくださいね!
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