この記事では、愛媛県大洲市にある「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」の所要時間や見どころについてご紹介します。
臥龍山荘は、解説を聞いても30~40分ほどで見学することができます。
本文では臥龍山荘の見どころについても解説していきますので、よかったら続きもチェックしてみてくださいね!
【大洲】臥龍山荘の所要時間は30~40分!見どころや魅力徹底解説
冒頭でもご紹介しましたが、臥龍山荘は、解説を聞いても30~40分ほどで見学することができる観光スポットです。
敷地内には、自動音声で解説が聞けるCDが置いているのですが、その音声案内を聞いても30~40分程度で回ることができます。
臥龍山荘の見どころ
臥龍山荘の見どころはなんといっても、数寄屋造りの建築美や日本庭園、自然と人工の調和。
その美しさは日本を代表する名建築家・故黒川紀章に「桂離宮にも劣らない。借金してでも手に入れたい!」と言わしめたほどです。
個人的に印象が残ったスポットとしては、一番大きな建物の「臥龍院(がりゅういん)」。
構想10年、工期4年、周りの自然と調和させ、隅々にまで計算し尽くされてた建物なんです。
ますは清吹の間(せいすいのま)。
この部屋は夏向きに造られているそうなんですが、透かし彫りによって、涼しさを感じさせる細工がされています。
そして、霞月の間(かげつのま)。
京都大徳寺玉林院の霞床の席に案を得ているそうで、違い棚を霞に見たて、掛け軸には富士山が。
そして、丸窓の奥には仏間があり蝋燭の明かりが灯されると月明かりのようになるんだそうです。
ふすまもあえて鼠色にしているそうで、ふすまの引手にはコウモリの細工もありました。
知止庵、不老庵へ続く飛び石も、全て異なっていてこれも計算されているんだそうです。
そして、不老庵。
崖の上に作られていて、不老庵自体を船に見立てて作られているんです。
建物の中に入ると、本当に船に乗っているような美しい風景が楽しめました。
船をイメージしているので、天井もなんと竹で出来ていました。
そして驚くのが、建物の柱の一部が、実際に庭園に生えている木で支えられているんです。
画像では見ずらいですが、ぜひ不老庵の裏側にも行ってみてくださいね。
臥龍山荘の読み方
臥龍山荘は「がりゅうさんそう」と読みます。
臥龍(がりゅう)というのは、山荘が建つこの土地のことで、大洲藩第3代藩主加藤泰恒が「蓬莱山の姿がまるで龍がふしているように見える」ことから名付けられました。
臥龍山荘の歴史
臥龍山荘は、愛媛県大洲市にある歴史的な建造物です。この場所は、江戸時代に松山藩主・伊達政宗の子孫である伊達氏が築いたとされています。
臥龍山荘は、当初は伊達氏の別荘として使われていました。その後、明治時代になると、大洲藩主である伊達家の居城として使われました。その後、多くの改修や拡張が行われ、現在の格式ある建物が築かれました。
昭和60年2月、臥龍院、不老庵が愛媛県の有形文化財として指定を受け、また、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて一つ星に選ばれました。
臥龍山荘では日曜日限定でお茶の体験もできる
不老庵では、4月から10月(8月は休み)日曜日限定で、お茶の先生が点てたお茶と季節の創作和菓子を楽しむことができます。
肱川の流れを眺めながら、ゆったりとした時間が過ごせそうですね!
臥龍山荘の入場料
種類 | 料金 |
---|---|
臥龍山荘 | 大人550円、中学生以下220円 |
臥龍山荘と大洲城 | 大人880円、中学生以下330円 |
臥龍山荘と盤泉荘 | 大人880円、中学生以下330円 |
臥龍山荘と大洲城と盤泉荘 | 大人1,100円、中学生以下440円 |
臥龍山荘では、単体のチケットの他に、大洲城と盤泉荘の入場券がセットになったチケットも販売しています。
今回私は、15時すぎに行ったので「臥龍山荘」だけしか見学しませんでしたが、午前中から大洲を見学するという方であれば、3館入場券セットがお得になりますよ。
なお、JALパックを利用した方は、期間限定で臥龍山荘の入場料550円が500円になる割引キャンペーンを実施しています。
臥龍山荘へのアクセスと駐車場
住所 | 大洲市大洲411-2 |
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電話番号 | 0893-24-3759 |
営業時間 | 9:00~17:00(16:30札止め) |
定休日 | 無休 |
アクセス(公共交通) | JR伊予大洲駅下車→市循環バス「まちの駅あさもや前」下車、徒歩約6分 |
アクセス(自動車) | 大洲肱川南ICから約3分 |
駐車場(料金) | まちの駅あさもや駐車場利用 (無料 約30台) |
公式サイト | https://www.garyusanso.jp/ |
臥龍山荘自体には駐車場がありませんので、徒歩5分のところにある「まちの駅あさもや駐車場」に車を停めて向かいましょう。