この記事では、流氷ウォークのおすすめの時間や準備までご紹介します!
流氷ウォークは「道東・オホーツクエリア」の限られた時期しか味わえないアクティビティとなっていて、参加するだけでもレア体験ですが、参加する時間帯によっても景色によっても見る景色が変わってきます。
今回は知床(斜里町)で行われている「流氷ウォークツアー」を実際に体験してきましたのでご紹介します。
流氷ウォーク体験の時間のおすすめは?
- 午前中(満潮の時間)
- 夕方(15時以降)
天候や風向きによって日々変わってきますが、私個人のおすすめは満潮の午前中、夕方の時間帯です。
午前中(満潮の時間)
午前中は、東側(山側)から陽射しがあり天気が良ければ写真映えします。(この日は雲が多くて少し暗いですが・・)
光に照らされた流氷が青く光っているのもとても幻想的です。
また午前中には、きつねなどの動物が流氷の上を歩いている姿を見られることもありました。
夕方(15時以降)
もう一つのおすすめの時間帯は夕方です。
矢印の部分に流氷ウォークをしている人の姿が見えるのですが、夕方の時間帯はオレンジ色に染まる空と流氷を眺めることができます。
海面が夕日に照らされると、オレンジ色の鏡のように光って見えて、この世のものとは思えない幻想的な景色が体験できます。
オホーツク海と流氷について
オホーツクの流氷は、ロシアのアムール川から風に乗って流れてくる氷です。
オホーツク海は塩分濃度が低く、海水が凍りやすい特徴があります。
日本で流氷が見られるのはオホーツク海だけで、世界中でも流氷が見られるのはロシア、カナダ、グリーンランド、アメリカ、中国などほんの一部の国だけとなっています。
流氷は美しいだけではなく、流氷が運ぶ植物プランクトンは魚や動物たちのつながりを生む、重要な役割を果たしています。
流氷ウォークは、例年2月上旬から3月下旬までと短い期間しか体験できないツアーとなっていて、専用のドライスーツがレンタルでき、知識が豊富なガイドが案内してくれるので、安全に流氷を楽しむことができます。
個人で流氷に乗るのは危険!
流氷が接岸していると簡単に乗れそうだと思ってしまいますが、流氷の上に乗るのは、事故が起きる可能性が極めて高いので絶対にやめましょう。
流氷もアムール川から流れついたものから、数時間前にできた薄いものまであるのでとても危険です。
流氷の上に乗ってみたいと思っている方は、しっかりとした知識を持っているツアーに参加するようにしてくださいね。
流氷ウォークの服装やスマホなどの持ち物
流氷ウォークでは、靴とボディ部分が一体化しているドライスーツと手袋、帽子の貸し出しがありました。
専用の道具を持っていなくても気軽にツアーに参加できるので、手ぶらで参加できますよ!
ドライスーツは自分の体型に合わせたものが用意されています。
着方・脱ぎ方も丁寧に説明してくれ手伝ってくれるので、初めてドライスーツを着るという方も安心です。
ドライスーツ下の服は何がいい?
ドライスーツは、防水だけでなく防寒性にも優れています。
ドライスーツの下は、厚みの服だときつく感じるかもしれまないので、タイツと比較的タイトなパンツ、ヒートテックとセーターだけで十分です。
逆に足下はドライスーツの靴だけとなるので、私はタイツの上に靴下を2枚重ね着用して足裏から伝わる冷気対策をしました、
ちなみに、流氷ウォーク時は、髪の毛が濡れないように帽子の中に髪の毛を入れることになります。
髪の毛が長い方は、ゴムを持参するのをおすすめします。
-
【2024年版】流氷ツアー服装のポイントまとめ!失敗しない防寒対策
この記事では、流氷ツアーにおすすめの服装をご紹介します。 結論から言うと、外気の寒さからはしっかり体を守り、暖かいところではすぐに身軽になれるよう、脱ぎ着がしやすい服装がおすすめです。 流氷ツアーを楽 ...
続きを見る
流氷ウォークではスマホは持っていける?
流水ウォークをする時は、基本的に手には何も持たずに移動します。
ツアー会社にもよりますが、安全を確保するためにスマホの持参を禁止しているところもあります。
スマホが禁止されているところでは、ツアー会社が写真を撮ってくれ、すぐに画像を共有してくれるサービスを無料でしてくれます。
スマホが許可されているところでも、ストラップ付きの防水ケースなどに入れて、撮影時以外はガイドさんが預かるというところがほとんどでした。
流氷ウォークの感想
流氷の上を歩いて本当に大丈夫?と不安もありつついざ流氷の上へ。
始めは、岸に近い海は広場みたいで、ここが流氷の上とは思えないくらいでした。
デコボコしていないところは、『日本産の氷』なんだそうでここ数日で凍ったんだそうです。
そのため氷が薄い部分があるので、慎重に進んでいきます。
歩き進むにつれ、ごつごつとして流氷が出てきました。
このごつごつの流氷こそ。ロシアから約2ヶ月かけて流れついた流氷です。
氷で埋め尽くされている海の上は、波の音がなくとても静かで幻想的でした。
暫くたってから、海水の中へ!
ドライスーツの浮力でプカプカーと浮かぶと流氷になった気分を味わえました。
約1時間の流氷ウォークはあっという間に終了。
流氷はその場に留まることがなく、天候や風によって接岸したり離岸したり、一日の中でも変化するので、またぜひ参加してみたいと思いました。
流氷ウォークの予約
流氷ウォークは、ツアー会社から申し込むことができます。
アクティビティ予約サイト「VELTRA」では、複数のツアー会社から価格やツアー時間など比較しながら、予約することができます。
一度にチェックできるので、自分にぴったりは流氷ウォークツアーに申し込みたい方は、活用してみてくださいね。
この記事のまとめ
この記事では、流氷ウォークのおすすめの時間や準備までご紹介しました。
流氷はその場に留まることがなく、天候や風によって接岸したり離岸したり、一日の中でも変化するので、その時の流氷によって楽しみ方も変わってきます。
流氷ウォークは「道東・オホーツクエリア」の限られた時期しか味わえないアクティビティとなっていて、参加するだけでもレア体験です。
ぜひ、オホーツクエリアでしか楽しめない流氷ツアー、ぜひ一度体験してみてくださいね!