この記事では、『ピーチとジェットスター』どっちを利用するか迷っている方に、それぞれの航空会社について解説します。
結論から言うと、どちらもしっかりと安全対策が取られています。
そのため、時間や料金などスケジュールに合う方で選ぶのが個人的におすすめですが、欠航や遅延などについてもしっかりと比較していきます。
ぜひ予約時にお役立てください。
ピーチとジェットスターってどっちが安全?7項目で比較
比較 | ![]() | ![]() |
①:会社 | カンタス航空が設立 | 母体はANA |
②:機齢 | 8.9年(2024年6月) | 2.8年(2024年3月) |
③:欠航率 | 機材故障:28件 機材繰り:61件 | 機材故障:16件 機材繰り:18件 |
④:欠航時の対応 | 振替、払い戻しあり | 振替、払い戻しあり |
⑤:遅延率 | 機材故障:79件 機材繰り:2,787件 | 機材故障:298件 機材繰り:2,132件 |
⑥:保有機材数 | 22機 | 60機 |
⑦:サポート | チャット | 電話、チャット |
ここでは、機体の年齢や欠航率などを比較していきますので、ぜひチェックしてみてください。
①:ジェットスターとピーチの会社
航空会社 | 会社 |
![]() ジェットスター | カンタス航空が設立 |
![]() ピーチ | 母体はANA |
ジェットスターは、世界でもっとも安全と言われるオーストラリアのカンタス航空が設立し、ピーチはANA母体となっています。
どちらもLCCの中ではとても好評の航空会社です。
②:ジェットスターとピーチの平均機齢
航空会社 | 平均機齢 |
![]() ジェットスター | 8.9年(2024年6月) |
![]() ピーチ | 2.8年(2024年3月) |
飛行機の寿命は一般的に20~25年と言われています。
LCCは中古の飛行機じゃないの?と思われがちですが、実は日本のLCCに限っては新しい飛行機が多いんです。
特にジェットスターとピーチは、世界でもっとも売れている旅客機「エアバスA320」系統を使用しています。
逆にANAやJAL、スカイマークといった航空会社は、経済的な寿命まではしっかり整備できる会社なので、平均機齢が10年前後となっています。
2023年のデータによると、平均機齢はJALは11.2年、ANAは9.8年、スカイマーク11.7年。ジェットスターとピーチは大きく下回っています。

中古の飛行機機を使うには、過去の整備履歴を細かく調べたり、追加の修理が必要だったりして、時間もコストもかかってしまうんです。
場合によっては調査に1年近くかかることもあり、その間飛行機は使えません。
LCCは、飛行機をたくさん飛ばして稼ぐことが大事なので、手間やリスクを避けるために新しい機材を選ぶケースが多いのです
ただし、日本のすべてのLCCがというわけではなく、JALとかANAのグループ会社のLCCは、親会社から機体を調達するパターンもあります。
③:ジェットスターとピーチの欠航率
航空会社 | 欠航率 |
![]() ジェットスター | 機材故障:28件 機材繰り:61件 |
![]() ピーチ | 機材故障:16件 機材繰り:18件 |
機材故障と機材繰りが理由で欠航した便を比較してみました。
ジェットスターの方が欠航の件数が多くなっています。
またジェットスター、ピーチともに成田空港発着が多いのですが、成田は時間制限があるので、欠航が多いという理由もあります。
数字的にみれば、他の航空会社とあまり変わりはありません。
④:ジェットスターとピーチ欠航時の対応
航空会社 | 欠航時の対応 |
![]() ジェットスター | 他の便への振替あり 払い戻しあり 宿泊費、交通費などの補償が場合もあり |
![]() ピーチ | 他の便への振替あり 払い戻しあり 宿泊費、交通費などの補償なし |
LCCの場合、欠航や大幅な遅延が発生してもサポートがないところが多いのですが。ジェットスター、ピーチともに比較的親切です。
翌日以降の弊社振替便にご搭乗いただくに際し、出発する空港がお客様がお住まいの地域の最寄空港でなく (またはご自宅から1時間もしくは50km以上離れていて)、 フライトの遅延によって宿泊が必要となった場合、宿泊費等の一部をジェットスターが負担いたします。
特にジェットスターは、以前機材繰りで欠航になった時に、宿泊費をサポートしてもらった経験があります。
欠航理由や状況にもよりますが、どちらが欠航時の対応が手厚いかというと、ジェットスターの方が手厚かったです。
⑤:ジェットスターとピーチの遅延率
航空会社 | 遅延率 |
![]() ジェットスター | 機材故障:79件 機材繰り:2,787件 |
![]() ピーチ | 機材故障:298件 機材繰り:2,132件 |
定刻から15分以上遅延した便数を比較したところ、こちらは2社ともに機材故障での遅延が多くなっています。
LCCは便数を多く飛ばして利益を出す傾向があるので、地上での待機時間が短くなっています。
そのため1便が遅れてしまうと、他の便にも影響が出てしまうということが多くなります。
⑥:ジェットスターとピーチの保有機体数
航空会社 | 保有機体数 |
![]() ジェットスター | 22機 |
![]() ピーチ | 60機 |
飛行機の保有機体は、ピーチの方が多くなっています。
欠航や大幅な遅延が発生した時に、保有機材が多いと予備機で運航できるというメリットがあります。
⑦:ジェットスターとピーチのサポート
航空会社 | サポート |
![]() ジェットスター | ライブチャット(日本語対応は9時~21時まで) |
![]() ピーチ | チャット(9:00-18:00) 電話(9:00-18:00) |
LCCを利用する時、サポートの充実さも重要ですが、ピーチはチャット以外にも電話でのサポートを受けることができます。
ジェットスターはチャットでの問い合わせもできますが、21時~9時までは日本語でのサポートがないので、サポートを充実させたいという方は、ピーチにしておくと安心です。
ちなみに、旅行予約サイトから予約した場合、旅行予約サイトに問い合わせすることになりますが。
Trip.comから予約すると、ジェットスターでも24時間電話で問い合わせが可能となっています。
公式サイトと値段が変わらないようであれば、Trip.comから予約してみるのもありです。
サポートを充実させたい方は
国際線では利用回数に応じでプレミアムラウンジの利用もできる!
【結論】2つの航空会社ともに安全は確保されています
冒頭でも少しお伝えしましたが、ピーチもジェットスターも、国交省の安全基準を守り安全への取り組みをしっかりと行っています。
そのため、どちらとも安全面では安心できる航空会社です。
各航空会社ともに毎年安全報告書を公開しているので、お時間のある方はチェックしてみてくだいね。
とはいっても、ジェットスター、ピーチを選ばないといけないとなると、利便性や金額の面などで決めていくのもおすすめです。
ジェットスターとピーチどっちがいい?
ここでは、座席や金額など利便性について比べてみました。
比較①:ジェットスターとピーチの利用ターミナル
航空会社 | 平均機齢 |
![]() ジェットスター | 成田空港:第3ターミナル 関西国際空港:第1ターミナル |
![]() ピーチ | 成田空港:第1ターミナル 関西国際空港:第2ターミナル |
ジェットスターと、ピーチでは特に成田空港と関西国際空港では、使用するターミナルが違います。
成田空港の第3ターミナル、関西国際空港第2ターミナルは、空港到着してからさらにターミナル間の移動があります。
移動を楽にしたい方は、使用するターミナルを基準に選ぶのもおすすめです。
比較②:ジェットスターとピーチの座席ピッチ
航空会社 | 平均機齢 |
![]() ジェットスター | Airbus A320型機:71cm A321型機:74cm A321neo (LR)型機:71~99cm Boeing 787-8型機:76~79cm |
![]() ピーチ | A320ceo:71cm A321neo (LR)型機:76~81cm |
座席ピッチですが、ジェットスター、ピーチともに大きな違いはありません。
足元が広い席は、2つの航空会社ともに有料で指定することができます。
比較③:ジェットスターとピーチのチェックイン
航空会社 | 平均機齢 |
![]() ジェットスター | アプリ 自動チェックイン 空港カウンター |
![]() ピーチ | アプリ 自動チェックイン 空港カウンター |
2社ともに、チェックインはアプリ、自動チェックイン、空港カウンターで行うことができます。
アプリをインストールする手間はありますが、どちらもJALやANAと同じチェックイン方法が利用できます。
比較③:ジェットスターとピーチの料金の安さ
航空会社 | 料金(成田ー新千歳) |
![]() ジェットスター | 【7,520円】 料金:6,590円~ 空港税・手数料:930円 |
![]() ピーチ | 【8,220円】 金:6,790円~ 空港税・手数料:790円 発券手数料:640円 |
成田ー新千歳の同一日での料金を比較したところ、ジェットスターの方が安く購入できました。
ピーチは、ミニマム運賃で購入すると『発券手数料』がかかるので、最安値で購入しようとする場合、ピーチの方があります。
ただ、荷物や座席指定によって値段は違ってくるので、運賃を重視したいという方は、面倒でも比較した上で予約するのがおすすめです。
ジェットスターとピーチどっちがいい?
ジェットスターをおすすめする人

- 関西国際空港を利用する人
- 最安値を狙っている人
ジェットスターは、セールも多く、また一番安い料金でも手数料がかかりません。
また関西国際空港では、第1ターミナルが利用できるので、ピーチよりも移動が楽になります。
ピーチをおすすめする人

- 成田空港を利用する人
- サポートが充実している方が安心な人
- お子さん連れの方
ピーチはANAが母体ということで、サポートが充実しています。
成田空港では、第1ターミナルが利用できます。
都内などで少しでもゆっくり過ごしたいという方はピーチがおすすめです。
また、ピーチでは子連れの方を対象に、おもちゃや絵本のサービスもあります。
この記事のまとめ
この記事では、ジェットスターとピーチの安全性について解説してきました。
比較 | ![]() | ![]() |
①:会社 | カンタス航空が設立 | 母体はANA |
②:機齢 | 8.9年(2024年6月) | 2.8年(2024年3月) |
③:欠航率 | 機材故障:28件 機材繰り:61件 | 機材故障:16件 機材繰り:18件 |
④:欠航時の対応 | 振替、払い戻しあり | 振替、払い戻しあり |
⑤:遅延率 | 機材故障:79件 機材繰り:2,787件 | 機材故障:298件 機材繰り:2,132件 |
⑥:保有機材数 | 22機 | 60機 |
⑦:サポート | チャット | 電話、チャット |
どちらも国交省の厳しい基準をクリアしていて、安心して利用できる航空会社です。
迷った時は、料金や利便性などで選んでみるのもおすすめです。
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