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シニアのお出かけ・旅行

介護旅行|付き添い・介助付き旅行のサービスと費用を解説

「足腰が弱くなった親を旅行に連れて行きたいけれど、家族だけで介助できるか不安」
「車いすでも温泉旅行を楽しめる?」
「旅行に介護士や看護師が付き添ってくれるサービスはある?」

このような悩みがある場合に選択肢となるのが、介護旅行です。

介護旅行では、介護士などの専門スタッフに付き添いや介助を依頼できます。そのため、歩行や車いすでの移動、トイレ、入浴などに不安がある方も旅行を検討しやすくなります。

また、介護が必要な本人だけでなく、同行する家族の負担を軽減できることもメリットです。

この記事では、介護旅行で受けられるサービスや費用の目安、サービスを選ぶときのポイントについてわかりやすく解説します。

介護旅行とは?

介護旅行とは、高齢や病気、障がいなどによって旅行中にサポートを必要とする方が、介護士や看護師などの支援を受けながら旅行できるサービスです。

介護旅行のサービス内容は事業者によって異なり、旅行中の付き添いのみを依頼できるものから、旅行プランの作成や交通機関・宿泊施設の手配までまとめて依頼できるものもあります。

たとえば、次のような方が利用を検討できます。

  • 長距離を歩くことに不安がある
  • 車いすで旅行したい
  • トイレや入浴の介助が必要
  • 認知症があり、家族だけでの旅行に不安がある
  • 医療的なケアが必要
  • 家族の介護負担を減らして一緒に旅行を楽しみたい

本人の身体状況や必要な介助に合ったサービスを利用することで、介護が必要な方も旅行の選択肢を広げられます。

介護旅行ではどんなサービスを受けられる?

介護旅行では、本人の身体状況や旅行先に合わせてさまざまなサポートが受けられます。

ここでは、代表的なサービスを紹介します。

移動や車いすの介助

自宅から駅・空港までの移動や、旅行先での歩行・車いす移動などをサポートしてもらえます。

新幹線や飛行機への乗り降り、観光施設内の移動など、長距離の移動に不安がある場合にもサポートを依頼できる場合があります。

介護タクシーの手配や、車いすのレンタルに対応しているサービスもあります。

食事・トイレ・入浴などの介助

必要に応じて、食事やトイレ、着替え、入浴などの介助を依頼できる場合があります。

特に宿泊を伴う旅行では、「客室内のトイレを利用できるか」「浴槽をまたげるか」など、普段とは異なる環境での介助が必要になることがあります。

どこまで介助を依頼できるかは事業者によって異なるため、予約前に具体的な介助内容を伝えて確認しておくことが大切です。

旅行中の見守り・付き添い

常に身体介助を必要としない方でも、「転倒が心配」「慣れない場所を一人で歩くのが不安」といった場合には、見守りや付き添いを依頼できるサービスがあります。

家族と一緒に旅行する場合も、必要な場面だけスタッフに介助してもらうことで、家族の負担を減らせます。

看護師による付き添い

持病がある方や、旅行中に医療面でのサポートが必要な方は、看護師が同行するサービスを利用できる場合があります。

介護士と看護師では対応できる内容が異なるため、医療的なケアが必要な場合は、事前に主治医やサービス提供事業者へ相談しましょう。

旅行プランや宿泊施設の手配

介護旅行を扱う旅行会社のなかには、付き添いだけでなく、旅行プランの作成や手配まで対応しているところもあります。

本人の身体状況に合わせて、

「段差の少ない宿を探す」
「移動時間を短くする」
「休憩時間を多めに取る」
「車いすで利用しやすい観光施設を選ぶ」

など、負担を考慮した旅行プランを提案してもらえます。

介護旅行の費用はいくら?

介護旅行の料金は、旅行日数や介助内容、同行するスタッフの職種などによって異なります。  

介護士と看護師による付き添いの費用の目安は以下の通りです。

介護士看護師
半日1万円台~2万円台~
1日3万円前後~4万円前後~
宿泊を伴う場合5万円前後~6万円前後~

同行スタッフの交通費・宿泊費・食費、車両費、夜間介助料金などが別途必要になることもあります。

見積もりを依頼する際は、基本料金だけでなく、どの費用まで基本料金に含まれているのかを確認しておきましょう。

介護旅行サービスを選ぶときの4つのポイント

介護旅行では、料金だけでなく「本人に必要なサポートを受けられるか」を確認することが大切です。

ポイント①:必要な介助に対応しているか

まずは、旅行中にどのようなサポートが必要なのか整理します。

たとえば、

「歩行はできるが長距離は車いすを使いたい」
「トイレや入浴を手伝ってほしい」
「旅行中に医療的なケアが必要」

など、必要なサポートは人によって異なります。

特に医療的なケアが必要な場合は、対応できるスタッフやサービスが限られるため、具体的な内容を事前に伝えて確認することが大切です。

ポイント②:介護士と看護師のどちらが必要か確認する

移動や食事、トイレなどの生活上の介助が中心であれば、介護士による付き添いを利用できる場合があります。

一方、旅行中に医療的な管理や処置が必要な場合には、看護師の同行が必要になることがあります。

必要なスタッフは本人の状態によって異なるため、判断に迷う場合はサービス提供事業者に相談しましょう。

ポイント③:料金に含まれる範囲を確認する

同じ「1日付き添い○万円」というサービスでも、料金に含まれる内容は事業者によって異なります。

特に、スタッフの交通費・宿泊費・食費、夜間介助、介護タクシー、福祉用具のレンタルなどが別料金になっていないか確認が必要です。

見積もりを比較するときは基本料金だけでなく、旅行全体で必要になる費用を確認しましょう。

ポイント④:本人の希望に合った旅行を相談できるか

介護旅行では、必要な介助を受けられることだけでなく、本人が希望する旅行を実現できるかも大切なポイントです。

「温泉に入りたい」「家族と一緒に観光を楽しみたい」「思い出の場所を訪れたい」など、旅行の目的や希望は人それぞれです。

本人の身体状況や必要なサポートを踏まえ、希望に合った旅行プランを提案してもらえるか確認しましょう。

介護旅行についてよくある質問

Q.家族と一緒でも介護旅行サービスは利用できますか?

家族が同行する旅行でも利用できます。移動や入浴、トイレなど、必要な場面で介助を依頼できるサービスもあります。家族だけで介助することに不安がある場合は、事前に必要なサポートについて相談してみましょう。

Q.介護保険は利用できますか?

一般的に、旅行や観光を目的とした介護サービスには介護保険は利用できず、自費での利用となります。

介護保険が適用される外出支援は、通院など日常生活上必要と認められる外出に限られます。利用できる範囲や条件については、担当のケアマネジャーや市区町村の窓口などに確認しましょう。

Q.要介護認定を受けていなくても利用できますか?

介護旅行サービスは、要介護認定を受けていない方でも利用できます。

「長距離の歩行に不安がある」「旅行先で車いすを利用したい」など、部分的なサポートを希望する方も対象となる場合があります。利用条件は事業者によって異なるため、本人の状態や必要なサポートを伝えて確認しましょう。

まとめ|必要なサポートを取り入れて旅行を楽しもう

介護旅行では、介護士による移動・入浴などの介助や、看護師による医療面のサポートなど、本人の状態に合わせたサービスを利用できます。

まずは本人ができることや必要な介助を整理し、希望に合ったサービスを選ぶことが大切です。

家族だけですべてを介助するのではなく、必要に応じて専門スタッフの力を借りることで、本人も家族も安心して旅行を楽しみやすくなります。

  • この記事を書いた人

菅野すみえ

■福岡と東京2拠点で活動中 ■国内旅行業務取扱管理者/e-温泉マイスター/風水鑑定士/国際利き酒師 ■元CAとして世界各地を飛び回った体験や女性目線で、旅行お出かけ情報、テーマパーク情報を発信。最高年200泊、現在も年間80泊以上のホテルに宿泊。 ■所属団体:東京商工会議所、一般社団法人 宿泊施設関連協会

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