この記事で筑波宇宙センターの見学ツアーについてご紹介します。
今回はじめてお邪魔したのですが、はっきり言っておとなでも最高な体験ができました!
最近はなかなか予約が取れない人気のツアーとなっていますが、予約なしでも楽しめるエリアもありましたので、ぜひ次のお休みの日のお出かけの参考にしてみてくださいね!
※2024年6月5日(水)~2025年春頃まで「 スペースドーム」およびその周辺(駐車場等)が老朽化対策工事に伴い閉鎖となりますので、ご注意ください。
筑波宇宙センターの見学ツアーに参加してきました!
- 見学ツアー(有料/要予約)
- 予約なし
筑波宇宙センターを見学するには2つの方法があって、事前予約制の見学ツアーと予約なしでも楽しめる見学エリアがあります。
筑波宇宙センターを満喫したいなら、ぜひとも見学ツアーがおすすめです!
筑波宇宙センターの見学ツアーは1日2回開催されています
見学ツアー時間(平日・休日) | 11:30/15:00 |
所要時間 | 約1時間10分 |
料金(18歳以上) | 500円(税込) |
筑波宇宙センターでは、日本で最大規模の宇宙航空開発施設の一部をガイド付きでご見学いただくことができる「見学ツアー(有料)」が1日2回開催されています。
筑波宇宙センターは、筑波駅からバスで約15分の場所にあって、敷地は約53万平方メートルで東京ドーム12個分というとてつもなく広い施設となっています。
筑波宇宙センターの正門を入ってすぐには「ロケット広場」があって、50mもある本物の「H-IIロケット」がお出迎えしてくれます。
施設内に入るだけでも、宇宙に近づいている気分でもうワクワク感が半端ありませんでした!
見学ツアーの受付
ツアー参加者は、開始時間の1時間前から30分前まで受付を済ませます。
受付では、料金を支払い、セキュリティの関係で全員分の身分証明書を提示します。
受付を済ませると、リストバンドを装着!このリストバンドは、各エリアに行くたびに確認があるので絶対に無くさないようにしてくださいね!
受付を済ませると、ツアー開始まで敷地内を散策してツアー開始を待ちます。
見学ツアーの集合場所である「広報・情報棟」では、JAXAに関わる展示物などや、ショップなどもあって、あっと言う間に時間が過ぎていきました。
いよいよ見学ツアー開始
いよいよツアーが開始。
まずは、お部屋に入って10分間の映像を通して筑波宇宙センターのことを勉強します。
筑波宇宙センターでは何を行っている所なのかなど、様々な部門が行っている取り組みを映像で学ぶことができます。
宇宙飛行士養成エリアの見学(約20分)
視聴が終わると、いよいよバスに乗り込んで禁断のエリアへと向かいます。
ここから先、移動中バス内での撮影、許可された場所以外での撮影は禁止とかなりセキュリティが厳しくなります。
バスで移動すること約5分、宇宙飛行士養成エリアに到着です。
宇宙飛行士養成棟は、宇宙飛行士の選抜から養成訓練、健康管理、そして宇宙での長期滞在のための宇宙医学研究を行っている場所です。
ここでは、パネルや実験装置を使って宇宙医学研究についての説明を聞いたり
宇宙へ行った時と同じ感覚になる6°ヘッドダウンベッドレストなどの展示がありました。
また、JAXAの宇宙飛行士の最終選考の時にも使われている「閉鎖環境適応訓練設備」
国際宇宙ステーションの居住空間や実験地と同じ大きさ・作りになっていて、この部屋の中で訓練生は、性格・心理状態・協調性が検査され、実際の宇宙飛行士選抜の時にも使われています。
中には計5台のビデオカメラがあり、24時間候補者の動きをチェックするそうです。
隔離施設の中には、2段ベッドが4台、台所やトイレ、ユニットバスもあります。
宇宙飛行士になるための条件でもっとも大事とされている「協調性」。
狭いスペースで共同生活を送り、またチームが共同して任務を遂行するために重要な試験でもあるんですね。
そして「低圧環境適応訓練設備」もガラス越しに見学することができました。
航空機あるいはISSなどで緊急事態として発生する可能性のある低圧環境を模擬する設備であり、宇宙飛行士に低圧環境を体験させると共に安全確保のための対処手順を訓練するために使われているそうです。
※ちなみに宇宙飛行士模擬訓練や無重力体験などはありませんので、ご注意ください。
いよいよきぼう運用管制室へ!
宇宙飛行士養成エリアを後にし、再びバスに乗り込みます。
やってきましたのは、今回のツアーのハイライトと言っても過言ではない「きぼう運用管制室」。
ここはさらにセキュリティが厳しく、スマホやタブレットなど全ての電子機器の持ち込みができなくなっています。
写真は、JAXAさんからお借りしたものになります。
時間がくるとブライドが開き、ガラス越しではありますが目の前に、目の前には映像でしか見たことがない「きぼう管制室」が目の前に広がっていました。
みなさん静かにモニターに向かって黙々と監視作業をしていました。
中で働く運用管制官は「フライトコントローラー」とも呼ばれていて、「フライトディレクター」というリーダーの指揮のもと作業しています。
国際宇宙ステーションは約90分で地球を一周しながら、宇宙でしかできない実験などを行っていて、「きぼう管制室」では宇宙飛行士と通信でやりとりするだけではなく、地上側から遠隔操作で実験に参加もしています。
途中、フライトディレクターさんが、私たちに気付いてくれて手を振ってくださいました!
普段なら絶対に見られない管制室を見ることができて、一生の思い出に残るほどの貴重な体験ができました。
見学ツアーのもう一つのお楽しみ「職員食堂」
平日の12:30~13:30の時間限定で、JAXAの職員食堂でランチをいただくことができるんです。
広報・情報棟ロビーにある受付で手続きを済ませた後に、「食堂利用者証」をもらって食堂に行くことができます。
注文したのは「とり天うどん」。
JAXAで働かれている方と同じ空間で食事ができて、自分もJAXAの職員になった気分になりましたよ!
食堂は見学ツアーに参加していなくても当日申込で体験できますので、ランチ時間帯を狙っていくのもおすすめです。
ミュージアムショップ
筑波宇宙センターにはJXAグッズが買える「ミュージアムショップ」も併設されています。
こちらの「ミュージアムショップ」も予約なしで入ることができます!
JAXAのTシャツやエコバッグ、宇宙食や、H3ロケットグッズなども購入できて、宇宙ファンにはたまらないグッズがたくさんあって、お財布が崩壊しそうでした。
スペースドーム
筑波宇宙センターの施設内では、予約なしで楽しめる「スペースドーム」もあります。
この施設では、実物大の人工衛星や本物のロケットエンジン、日本実験棟「きぼう」の実物大モデルなど様々な展示物を間近でみることができます。
また「スペースドーム」では、1時間に1回、説明員の方が無料でガイドを行ってくれ、JAXAの宇宙開発の歴史のみならず、展示エリアごとに詳しく説明してくれるサービスもあります。
記念撮影におすすめの船外活動用宇宙服のレプリカなどもあり、子供から大人まで楽しめる施設となっています。
筑波宇宙センターの開館時間とアクセス方法
名称 | JAXA筑波宇宙センター |
---|---|
Webサイト | https://fanfun.jaxa.jp/visit/tsukuba/ |
所在地 | 茨城県つくば市千現2-1-1 |
アクセス | JR常磐線荒川沖駅からバスで約25分 つくばエクスプレス線つくば駅からバスで約10分 常磐自動車道桜土浦 ICから車で約10分 首都圏中央連絡自動車つくば中央 ICから車で約10分 東京駅八重洲南口からバスで約65分 |
営業時間 | スペースドーム:9:30~17:00 *1 見学ツアー:10:00~、11:30~、13:30~、15:00~の1日4回実施。*2 *1 予約不要。 *2 要予約。所要時間約70分。詳細はホームページをご確認ください。 |
定休日 | 月曜日(不定期)、施設点検日、年末年始(12月29日~1月3日) 詳細はホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ先 | TEL: 029-868-2023 |
筑波宇宙センターには、敷地内に駐車場もあって、無料で利用することもできます。
この記事のまとめ
この記事で筑波宇宙センターの見学ツアーについてご紹介しました。
宇宙飛行士になりたいお子さんはもちろん、おとなまで楽しめる施設で「年齢に関係なく夢を持ち続けることって大切だな」と思えた素晴らしい施設でした。
普段はなかなか目にすることができない、宇宙開発事業の裏側をはじめ宇宙を間近に感じられる素晴らしいチャンスですので、ぜひお出かけしてみてくださいね!