この記事では、バルセロナにある800年の歴史を誇るバルセロナの人気観光スポット「ボケリア市場(サン・ジョセップ市場)」についてご紹介します。
市場には色とりどりの果物や野菜をはじめ、日本ではあまりお目にかかれない珍しい魚介類なども並んでいて、見ているだけでワクワクします。
本文では、そんなボケリア市場の魅力から、アクセス、おすすめの食べ歩きグルメまでご紹介していきますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
ボケリア市場とは

ボケリア市場は、バルセロナの中心部にある活気溢れる公設市場です。
13世紀に肉の市場として始まり、約800年の歴史を持つこの市場は、鉄製の屋根が市場のシンボルとなっています。
正式名称は「サン・ジョセップ市場」ですが、「胃袋」を意味する「ボケリア」という愛称で広く親しまれていて、今は『ボケリア市場』の方が通じます。
市場には、約200〜300の店舗が立ち並び、あざやかな新鮮な野菜・果物・生肉・鮮魚、生ハムやタパス、調味料からデザートまでなんでも揃います。
朝早くからオープンしていて、食べ歩きをしたりバルでタパスを楽しんだりと、1日中楽しむことができます!
ボケリア市場公式サイトの公式サイトでは、全体図の地図とお店のマップが公開されているので、事前に目を通しておくのもおすすめです。
ボケリア市場に行ってみました!
今回、私が行ったのが10時すぎ。
この時間は比較的すいていたのでゆっくり見ることができました。
お昼過ぎになると、かなりの混雑ぶりでまるでお祭りの縁日のような賑わいになります。
入り口付近にはカラフルなキャンディーやナッツ類、フルーツが並んでいます。
入り口近くのジュースは高かった。。。
奥へ進んでいくと、イベリコ豚
スペイン近海で取れた新鮮な魚介類
スペインは日本と並ぶ魚好きの国民と知られています。
冬に鍋ぐらいしか日本で使う事の無いタラも、非常に好まれここでは一年を通してレストランの定番魚料理となっていて、高級魚の部類になりますがアンコウも一年を通してよく食べます。
カミソリ貝の異名を持つナバハス(マテ貝)や、サイズが大きくなると肉に甘味がある手長エビ、そして一匹千円以上する高価なブランドエビと知られるパラモス産のエビなども有名。
また、スペインでシーフードの珍味の代名詞となっているペルセベ(烏帽子貝)はレストランで食べると非常に高価なものです。
さらには、ケーキやパン、ポテトなどまるで縁日のような空間で楽しかったです。
おすすめ食べ歩きフード・バル
エル・キン・デ・ラ・ボケリア(El Quim De La Boqueria)

1987年から続く小さな家族経営のバル。
バルセロナ一大きい市場、ボケリア市場(サン・ジュゼップ市場)の一角にある。フェラン・アドリアなど有名シェフも訪れる人気店となっていて、いつも混雑しています。
オーダーはメニュー表にチェックを入れるようになっていました。
ガンバス・アル・アヒージョ(海老のニンニク炒め)など定番タパスをはじめレストラン並みの料理が楽しめます。
私が行ったときには営業時間は、曜日によって異なっていて、8:00~16:00(土曜は8:00~17:00、水曜は11:00~16:00)となっていました。

ハモンイベリコ(イベリコ豚の生ハム)
バルではイベリコ豚をチーズと一緒に巻いて売られていました。
肉類・肉加工品は日本への持ち込みは禁止されていますので、お土産はあきらめて現地で思う存分堪能してください。
🐷イベリコ豚のランク
イベリコ豚は、飼育方法や食生活に応じて以下の3つのランクに分けられます。どのランクの生ハムもそれぞれの良さがあり、ランクによっての違いを楽しむことができます。
■BELLOTA (ベジョータ)
最上級ランクのイベリコ豚で、ベリコ豚の中でもたった2%しか存在しません。モンタネーラと呼ばれる放牧期間中はどんぐりの森で放牧され、どんぐりの他、自然植物のみを食べて育ち、その後も人工飼料などの補完飼料を食すことなく育てられたイベリコ豚です。
■CEBO DE CAMPO (セボ・デ・カンポ)
ベジョータと同様、デエサで放牧され、どんぐりや自然の草木を食べて成長します。しかし、ベジョータ基準の肉質をクリアできなかったものや、成熟に自然飼料を追加で与られた豚はセボ・デ・カンポランクの豚となります。
■CEBO(セボ)
穀物飼料のみで育てられたイベリコ豚です。放牧はされず、どんぐりも食べず、穀物の飼料を食べて育ったものです。放牧されないため、比較的狭い豚舎で育ちます。
血統は50%のものが多く、肥育期間が短いため、安価で流通されることが多いです。
ちなみに、豚の足の部位でも味が変わってきます。前足(パレタ)は小ぶりで筋が少し多く、後ろ足(ハモン)のほうが脂のっていておいしいとされています。

シーフードのタパス
新鮮な魚介類を使ったタパスもありました。
ボケリア市場の所要時間
食事をする時間などによっても違ってきますが、1時間から2時間ほどみておくといいでしょう。
ボケリア市場は、朝から夜までやっています。
特にボケリア市場で夕食もとることができますし、時間帯によっても市場の顔が変わります。
朝の市場の様子を見て、また夕方頃に戻ってきて食事をする過ごし方もよかったです。
スリには注意!
ボケリア市場が混雑する時間帯には、スリも出没します。
ついつい食べ物に夢中になり気が緩みがちですが、身の回りのものはしっかりと管理しておきましょう。
ボケリア市場のトイレ
ボケリア市場にはトイレは1か所あり、市場の一番奥の地下にあります。
有料(0.5€)となっていて現金だけなので、小銭の用意をお忘れなく。
この記事のまとめ
この記事では、ボケリア市場についてご紹介してきました。
とても活気ある市場で、バルセロナの食文化に触れるといった意味でもとても楽しむことができました。
今回、スペインならではの食材などをあらかじめ予習してみたのですが、特に生ハムとか魚介類など見どころがさらに増しました。
バルセロナには、ボケリア市場の他にも「サグラダファミリア市場」や「サンタ・カテリーナ市場」もありました。
ボケリア市場ほどにぎわいはありませんが、バルセロナ市民が利用する市場に行ってみるものおすすめですよ!