この記事では、シャルルドゴール空港からパリ市内「オペラ座」までの空港バス『ロワシーバス(Roissy Bus)』について解説します。
空港間とオペラ座までは停留所がないので、とても楽に移動できますが、チケット購入やバスの乗り方など分かりずらい点がありました。
本文では、私自身が知っておけばよかったなというポイントを中心にご紹介していきますので、初めてロワシーバスに乗るという方はぜひ参考にしていただけたらと思います。
ロワシーバスの乗り方完全ガイド
ロワシーバスは、シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内「オペラ座」までノンストップで運行しているバスです。
水色の車体になっていて、バス前方や側に『CDG Airport』『Opera』と行先が書かれています。
車体は、1両編成と2両編成の2タイプがあります。
羽田空港などの空港リムジンバスのように係員がいるわけではなく、荷物を預けるトランクルームもないので、乗車する時はスーツケースを持って乗車します。
ロワシーバスの路線

空港発 | ターミナル3 ⇒ ターミナル2 B・D ⇒ ターミナル2 E・F(G) ⇒ ターミナル2 A・C ⇒ ターミナル1 ⇒ オペラ座 |
Opéra発 | オペラ座⇒ターミナル1⇒ターミナル2 A⇒ターミナル2C⇒ターミナル2 E⇒ターミナル2F(G) ⇒ターミナル2 B⇒ターミナル2D⇒ターミナル3 ※乗車時にどのターミナルを利用するか聞かれます |
路線は、循環バスというイメージ。
空港から乗る場合は、始発がターミナル3になっていて、ターミナル2、ターミナル1とバス停に寄った後、パリ市内へと向かいます。
ターミナル2に関しては、ターミナル2 BとD 、ターミナル2 EとF(G) 、ターミナル2 AとC、それぞれ2つのターミナルの中間地点にある共通のバス停から乗車します。
ちなみに、私はJALを利用したのですがターミナル2Eと2Fに中間にある『⇒ターミナル2 E・F(G)』のバス停を利用しました。

逆にオペラ座から空港に向かう場合は、最初にターミナル1に到着後、ターミナル2のBからFの各ターミナル、そして、ターミナル3へと行きます。
乗車時に利用するターミナルを聞かれるので、利用するターミナルの出発ロビーで降車することができます。
ちなみに、往復ともに座って移動することができましたが、時間帯によっては特にオペラ座発、そしてターミナル1乗車する場合、座れないこともあるようです。
所要時間
所要時間 | 約60~75分 |
運行間隔 | 15~30分に1本 |
運行時間 | Opéra発:始発 5:15AM/最終 0:30AM(深夜) 空港発:始発 6:00AM/最終 0:30AM(深夜) |
ロワシーバスは、空港とオペラ座間を、渋滞がなければ1時間ほどで行くことができます。
渋滞のタイミングにはまってしまうと、1時間30分くらいかかったという方もいるので、時間に余裕を持っておくのがおすすめです。
ロワシーバスの料金
運賃 | 片道:13ユーロ |
往復:26ユーロ |
ロワシーバスは、片道13ユーロとなっています。
往復料金などは特にありませんでした。
支払い方法は
- NaviGo(ナビゴー)
- 乗車券
- クレジットカード
の3つの方法があります。
現金での支払いはできないので、ご注意ください。
今回私は、パリ市内でバスに乗る予定があったので、空港でロワシーバスのチケット購入とNaviGo(ナビゴー)の発行を同時に行いました。
パリで地下鉄やバスを利用するという方は、空港でNaviGo(ナビゴー)と一緒にバスの乗車券を購入しておくと後が楽かなと思います。
自動券売機は、ターミナル2EFの場合、バス乗り場に行く途中にあります。
ロワシーバスの乗り方
シャルル・ド・ゴール空港からロワシーバスの乗り方
ロワシーバスの乗り方は、ターミナルによって場所は違ってきますが、今回はターミナル2EFからの乗り方についてご紹介します。
到着ロビーからバスのマークを目印に進んでいきます。
途中、券売機があるのでチケットを購入します。
もし急いでいる場合や券売機の使い方が分からないという方は、車内でクレジットカードでの支払いもできます。
バスが到着すると、前方から乗車します。
トランクはないので、スーツケースを持って乗車します。
乗車した際に料金を支払います。

スーツケースは通路には置かず、広いスペースに横に倒しておきます。
以前は荷物棚があったようですが、現在は床に転げないように横に並べて置くようになっていました。

車内はパリ市内を走る路線バスと同じ仕様となっていて、空いている座席に座ります。
途中止まるバス停はないので、スーツケースが盗まれるという心配はあまりありませんが、心配な方は荷物置きスペースの近くに座っておくと安心です。
オペラ座からロワシーバスの乗り方

オペラ座から乗車する場合、空港から乗ってきた同じバス停から乗車します。
バス停の上に飛行機のマークがあるのが目印です。
空港発同様に、バスの時刻表はないので来たバスに乗ります。
時間帯によっては車内が混雑して座れないということもあるようですので、座れなさそうであれば次のバスに乗るという方法を選ぶのもありです。
渋滞もあるので、時間には余裕を持って空港に向かうようにしましょう。
ちなみにチケットを購入する場合には、バス停近くのデパート『ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン』のメンズ館の一角(モガドール/Mogador通り入口側)にある観光案内カウンターで購入できます。
私は、空港到着時に往復分のチケットを購入していたので、スムーズに乗車することができました。
乗車したら、ドライバーさんから利用するターミナルを聞かれたら、利用する空港ターミナルを伝えてください。
ロワシーバスのメリットとデメリット
シャルルドゴール空港からパリ市内へは、ロワシーバス以外にも電車やタクシー、送迎サービスなどでアクセスすることができます。
実際に利用して分かったロワシーバスのメリットとデメリットをお伝えします。
ロワシーバスのメリット
- 空港からオペラ座まで直行なので安心して移動できる
- タクシーや送迎バスに比べて安い
ロワシーバスは、空港を出るとオペラ座まで停車せずに直行するので、移動が楽ですし安心して移動ができます。
また、タクシーや送迎バスに比べても片道13ユーロと安く利用できるのもメリットです。
ロワシーバスのデメリット
- オペラ座しかバス停がない
- 座れない可能性がある
- ターミナル2Gの利用時には不便 ⇒2Fまでバスで移動が必要がある
ロワシーバスのデメリットとしては、オペラ座にしか停留所がないという点です。
今回私は、ロワシーバスからの移動を考えオペラ座から徒歩圏内のホテルに泊まったので移動はかなり楽でした。
しかし、オペラ座から離れているホテルに泊まる場合は、石畳の歩道を荷物を持って歩き、地下鉄やバスでさらに移動する必要が出てきます。
また、空港からのバスだと「ターミナル1」を利用する方、オペラ座から利用する場合、時間帯によっては座れないことがあります。
空港からの移動を安全でかつ楽にしたいという方は、オペラ座の近くのホテルを選んだり、複数人であればタクシーや送迎サービスを選ぶするという方法もおすすめです。
この記事のまとめ
この記事では、シャルルドゴール空港からパリ市内「オペラ座」までの空港バス『ロワシーバス(Roissy Bus)』について解説してきました。
空港間とオペラ座までは停留所がないので、とても楽に移動でき、安心して利用できました。
ただ、ロワシーバスもメリットとデメリットがあるので、ご自身に合った移動手段を利用してみて、パリでの滞在を満喫してくださいね!