飛行機での快適な旅行のためにフットレストを使用したいという方に向けて、フットレストが禁止なのか最新情報を解説します。
結論からいうと、フットレストは航空会社によってそれぞれルールが違っていて、使えるタイミングや使える座席など禁止されている場合と、そうでない場合があります。
実際に私もエアフットレスを購入して機内で使おうと思ったら使えなかったという体験をした一人です。
この記事では、各航空会社のルールをはじめ、代用品までご紹介していきますので、よかったら続きもチェックしてみてください。
飛行機でフットレストが禁止?各航空会社のルール
JALの場合
JALでは、JAL運航便で条件を満たせばフットレストを利用することができます。
ではどんな時に利用できないかと言うと
- 機体や設備を傷つけたり、動作の妨げになる時
- 正しい位置(腰の低い位置)でシートベルトが装着できない時
- 前のお客様のリクライニングの妨げになる時
- 周囲のお客様の迷惑になる時
- 足元をふさいでしまうグッズの場合は通路、真ん中の席での利用
- 離着陸時やシートベルトサイン点灯時
JALに関しては、こういったケースでは利用できないようです。
ANAの場合
ANAでは、「お子様用携帯ベッドの使用について」という項目で、フットレストについて記載があります。
JALと比べると、周囲のお客様の迷惑になるといった項目はありませんが、安全上の基準でルールが設けられています。
私自身はANAの非常口座席でフットレストを使おうかと思ったのですが、CAさんより航行中であっても非常口座席では使用できないという案内がありました。
ルフトハンザ航空
膨らませるタイプの足置き(フットレスト)やシート面を広げるエアークッションなど、「Comfort Devices」と呼ばれる、座席に取り付けたり、足元に置いたりする快適グッズは、ルフトハンザの機内では安全上の理由からご使用いただくことはできません。
引用:ルフトハンザ航空
ルフトハンザ航空は、しっかりと公式サイトでエアフットレスは禁止と明記されています。
他のエアラインを調べてみたのですが、明記されている会社は少ないのが現状でした。
元CAが解説!エアフットレストが禁止になる基準
じゃあ、結局はエアフットレスは使っていいの?どうなの?って迷ってしまいますよね。
エアフットレストが禁止になる基準がわかれば、前もって準備ができますので、ぜひチェックしてみてください。
ただ、JALでもANAにも書かれていますが、客室乗務員が安全上や快適性に支障があると判断した場合は、使用ができません。
その時の判断にもよるので、客室乗務員から使用ができないと言われた場合は、指示に従うようにしましょう。
理由①:安全上の問題
フットレストの使用が禁止される最も重要な理由は、安全上の問題です。
例えば、緊急時にすばやく脱出する必要がある場合、通路や座席の前に置かれたフットレストが障害となり、脱出の妨げになる可能性があります。
また大きな揺れがあった時に固定されていないと、飛んでいってしまう可能性もあります。
そのため、安全を確保するためにフットレストの使用を禁止しています。
私がフットレストを使用できなかった理由は、非常口座席周辺は常にクリアにしておく必要があるというのが判断の基準だったからだと思います。
理由②:快適性を損なうか
フットレストの使用にはマナーが関わることもあります。
例えば、フットレストを使用することで他の乗客がトイレに行けなくなったり、また前の座席の人がフットレストが原因でリクライニング出来ないというそのため、航空会社は乗客間のトラブルを避けるために、フットレストの使用を禁止することがあります。
フットレストの代替案
エコノミークラス症候群の予防
フットレストを使用する理由の一つは、長時間のフライトで脚のむくみを防ぎ、エコノミークラス症候群を予防するためです。
しかし、フットレストが禁止されている場合でも、座席で足を上下に動かす運動をすることで血流を促進することができます。
また、定期的に立ち上がって歩くことでエコノミークラス症候群のリスクを軽減することも効果的です。
快適な座席の選択
フットレストの使用が禁止されている場合、快適さを確保するために、最初から足元のスペースが広い座席を選ぶことも有効です。
例えば、非常口近くの座席や、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスの座席は、通常よりも足元のスペースが広く、快適に過ごすことができます。
着圧ソックスの利用
また、着圧ソックスを履くことで脚の血流を促進し、むくみを防ぐこともできます。
フットレストの使用が禁止されている場合、着圧ソックスは手軽で効果的な代替策として利用できます。
まとめ
飛行機でのフットレストの使用が禁止される理由は、安全上の問題や他の乗客への配慮、マナーなどが主な要因です。
しかし、フットレストが禁止されている場合でも、快適さや健康を保つための代替策があります。飛行機内でのマナーを守りながら、快適なフライトを楽しむために、これらの理由を理解しておくことが大切です。