日本からできるREDアカウントの作り方|個人・企業別に徹底解説

中国からのインバウンド集客を考えるうえで、近年欠かせない存在となっているのが RED(小紅書/REDnote) です。
REDは、中国人が旅行先やレストラン、ホテル、ショッピング情報を探す際に実際に使っている「検索されるSNS」として知られています。

一方で、「日本からREDのアカウントは作れるのか」「個人と企業で何が違うのか」「まず何をすればいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、日本からREDアカウントを作る方法 を、個人アカウント・企業アカウント別にわかりやすく解説します。あわせて、中国人ユーザーがREDをどのように使っているのかも紹介するので、インバウンド集客の第一歩としてぜひ参考にしてください。

目次

日本からREDアカウントを作る方法【結論】

RED(小紅書)のアカウントは、日本からでも作成できます。
日本で作れるアカウントは、主に次の2種類です。

・個人アカウント
・企業アカウント(公式アカウント)

どちらを選ぶかは、REDを「情報収集や発信に使いたいのか」「本格的に中国からの集客につなげたいのか」によって変わります。

項目個人アカウント企業アカウント
目的個人利用ビジネス利用
登録条件電話番号電話番号、APPID、wechatのどれか、中国/香港の法人
機能投稿、いいね、コメント、フォローなど投稿、いいね、コメント、フォロー、
広告掲載、商品販売など
認証なし認証バッジ
分析限定的詳細に分析できる

個人アカウントと企業アカウントの大きな違いは、投稿内容の分析を詳細に行うことができたり、広告の掲載が出来ます。

日本からRED個人アカウントを作る方法

RED個人アカウントとは

REDの個人アカウントは、日本のスマートフォンから電話番号またはメールアドレスを使って、無料で作成できます。
個人の体験談や旅行記、日常の投稿と相性が良く、REDの雰囲気を知る目的でも始めやすいアカウントです。

2025年12月現在、言語が日本語も選べるようになっていますので、簡単に設定ができるようになりました。

RED個人アカウントの作成手順

まず、App StoreまたはGoogle Playから「RED(小紅書)」アプリをダウンロードします。

アプリを起動したら、電話番号またはメールアドレスで登録します。日本の電話番号でも問題なく登録できます。

登録後は、プロフィールを設定します。
アイコン、ユーザー名、自己紹介文を入力しますが、ユーザー名や自己紹介は中国語(簡体字)または英語で書くと、中国人ユーザーに認識されやすくなります。

最後に、興味のあるジャンル(旅行、グルメ、美容、ファッションなど)を選択すれば、個人アカウントの作成は完了です。

RED個人アカウント作成時の注意点

個人アカウントは手軽に始められる反面、ビジネス利用には制限があります。
公式アカウントではないため、企業や店舗としての信頼性はやや低くなります。

また、明確な広告投稿や過度なビジネス利用は、アカウント凍結のリスクがある点にも注意が必要です。
まずは「体験ベース」「情報提供」を意識した投稿から始めるのがおすすめです。

日本からRED企業アカウントを作る方法

RED企業アカウントとは

REDの企業アカウントは、企業や店舗が公式に運用できるアカウントです。
公式マークが付与され、信頼性が高く、広告配信やデータ分析などの機能も利用できます。

企業アカウントは中国現地法人または香港現地法人が必要です。

RED企業アカウントの作成手順

企業アカウントは、REDの公式ビジネス登録から申請します。

申請時には、会社名、業種、所在地、公式サイトURLなどの基本情報を入力します。
あわせて、日本法人の場合は登記簿謄本などの法人証明書類の提出が求められます。

申請内容は中国語または英語での入力が必要になることが多く、審査には数日から数週間かかります。
審査に通過すると、企業公式アカウントとして運用を開始できます。

RED企業アカウント作成時の注意点

企業アカウントの申請や運用は、中国語でのやり取りが前提になるケースが多く、書類不備による差し戻しも珍しくありません。
不安な場合は、RED運用に慣れた代行会社や支援サービスを活用するのも一つの方法です。

中国人ユーザーはREDをどう使っているのか

中国人ユーザーにとってREDは、単なるSNSではありません。
「検索する」「比較する」「保存する」ための情報収集ツールとして使われています。

美容やファッション、旅行、グルメなど、興味のある分野をフォローし、実際に使った人のレビューや体験談を重視する傾向があります。
特に旅行分野では、「どこに行ったか」「何を食べたか」「実際どうだったか」といったリアルな投稿が、訪問先の意思決定に大きく影響します。

REDは写真や動画が中心のため、中国語が完璧にわからなくても、人気の投稿やトレンドの雰囲気をつかむことが可能です。
インバウンド集客を考えるなら、まずはユーザーとしてREDを眺めてみるだけでも、多くのヒントが得られます。

この記事のまとめ

RED(小紅書)は、中国からのインバウンド集客において非常に影響力のあるSNSです。
日本からでも、個人アカウント・企業アカウントの両方を作成することができます。

まずは手軽に始められる個人アカウントでREDの特徴を理解し、反応を見ながら企業アカウントへ移行するのも有効な方法です。
重要なのは、「作ること」ではなく、「中国人ユーザーの使い方を理解したうえで運用すること」。

REDは、検索され、保存され、来店や予約につながるSNSです。
正しいアカウント選択と設計から始めることで、中国インバウンド集客の大きな武器になります。

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この記事を書いた人

売上が落ちたどん底店舗を、大型商業施設で売上2位、サービスランキング1位まで回復させた。店舗の素晴らしさを多くの人に知ってもらうための集客コンテンツマーケティングのプロ。
航空会社で客室乗務員、飲食店の店長として勤務後、SEOとMEOの知識を習得し、自身のブログを月300万PVまで成長させた。

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