この記事では、2017年に世界遺産に登録された「宗像大社」の参拝方法やパワースポットについてご紹介します。
宗像大社は「呼ばれる」とも言われていますが、進むべき進路に迷っている人や、パワーが欲しい方はぜひ行ってほしい素晴らしい神社でした。
世界遺産「宗像大社」の参拝方法まとめ
「宗像大社」は福岡県宗像市に位置する神社で、全国に6,000以上ある宗像三女神を祀る神社の総本社です。
「宗像大社」は、九州本土の辺津宮・大島の中津宮・沖ノ島の沖津宮の3つの神社の総称です。
進むべき進路をつかさどるトップ神として、古代より海や航海を安全に導いてきて、航海安全、交通安全、商売繁盛、厄除開運、、芸能上達のご利益があると云われています
- 辺津宮 (へつぐう):市杵島姫神
- 中津宮(なかつぐう):湍津姫神
- 沖津宮(おきつぐう):田心姫神
宗像三女神は祀られている場所がそれぞれ違います。
3つの神社に行きたいとことろですが、沖津宮のある沖ノ島は立入禁止となっています。
実は、九州本土にある辺津宮では、沖津宮も含め3つの神社を参拝することができます。
境内には案内図が出ているので分かりやすくなっていますが、ぜひ参拝前にチェックしておくのをおすすめします。
なお、宗像大社お参りの順番ですが宗像大社の方にお聞きしたところ、特に順番は関係なく参拝して大丈夫とのことでしたので、ぜひご自身のペースで参拝してくださいね。
①:本殿・拝殿
神門をくぐると、本殿(拝殿)となります。
辺津宮は、第一宮(ていいちぐう)と呼ばれ、全国約6200社の宗像神を祀る神社の総本宮。
宗像三女神の市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が祀られています。
今の社殿は、1557年の焼失により再建されたもので、本殿拝殿ともに国の重要文化財となっています。
参拝方法は二礼二拍手一礼となっています。
②:摂社、末社
本殿の周囲には、摂社、末社が祀られています。
全部一社ずつ挨拶していたら半日かかってしまうほど多くの摂末社が祀られています。
そして境内横の「高宮参道」をくぐると、ここからは高宮祭場と第二宮・第三宮へ続く道へつながります。
③:三女神が降り立った高宮祭場
ピーンと張りつめている空気だけどとても心地よい空気が流れている参道を進んでいくと、高宮祭場と第二宮・第三宮と分かれる道があります。
巫女さんから「どちらを先に訪れても大丈夫ですよ」と教えていただいたこともあって、まずは高宮祭場に行ってみることにしました。
約150段ある石段を登った先に高宮祭場があります。
高宮祭場は、御祭神の宗像三女神降臨の地とされる古代祭場で、沖ノ島と並んで神聖な場所とされています。
自然の中で祭祀がおこなわれていた場所で、神籬(ひもろぎ)で使われる榊があちらこちらに植えられ、中央には玉砂利が引き詰められ祭祀の形態がとられています。
背の高い木々に囲まれていて、時が止まったような静かな空間が広がっていました。
祭場の空間からは「気」が吹き出るのが全身で感じられるほど!ゆっくりと深呼吸をして体一杯に気を入れ込んでくださいね。
④:第二宮・第三宮
高宮祭場の後は、第二宮・第三宮へ向かいます。
第二宮に沖津宮の田心姫神(分霊)、第三宮に中津宮の湍津姫神(分霊)が祀られています。
社殿は伊勢神宮から特別に下賜(かし)された別宮の古殿を移築したもので、伊勢神宮と同じで「唯一神明造り」で造られています。
ピーンと張りつめた緊張感のある空間で、凛とした空気が流れていました。
本殿の後ろに行くと、「ずーっとここにたたずんでいたい」というくらい気持ちがよくて、ものすごいパワーをいただいている気持ちがしました。
宗像大社から「大島」へ
宗像大社 辺津宮 (へつぐう)を参拝したあとは、九州本土から約11kmの海上に位置する大島に行きました。
大島へは船で上陸します。
辺津宮 (へつぐう)から大島までの船着き場までは車で10分くらいの距離で、公共交通機関よりも車で移動するのが便利です。
玄界灘ということで、とても海が荒々しくてかなり揺れました!
玄界灘のお魚が美味しいという言われるのも、この荒々しい海で魚が育っているからなんですね!
大島には、湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀る宗像大社 中津宮、そして立ち入り禁止の沖ノ島を遠くから拝むために建てられた遙拝所があります。
それでは、早速大島に上陸です。
宗像大社中津宮
宗像大社中津宮は、フェリー乗り場から徒歩5分ほどの場所にあって、辺津宮と沖津宮を結ぶ直線上に鎮座しています。
60段の階段を上がると本殿、拝殿、御神木のイチョウの木などがあります。
中津宮(大島)は七夕伝説発祥の地といわれているんですが、ちょうど訪れた時には七夕祭の準備をしていました。
ちなみに、島の中央にある御嶽山(みたけさん)山頂の祭祀遺跡とは参道でつながっています。
また、境内の脇にある山道を下っていくと、川の傍らに見えてくるのが小さな祠(ほこら)があって、そこから水が湧き出ています。
『延命招福』の名水として地元の人に知られています。
ぜひ湧き水も飲んで、パワーをもらってくださいね!
沖津宮遙拝所
48km離れた立ち入り禁止の沖ノ島を拝するため、沖ノ島に最も近い大島の北の海岸に「沖津宮遙拝所」があります。
江戸時代の中ごろには、沖津宮遙拝所がすでに作られていたそうです。
拝殿の扉は通常閉められていて、4月の春季大祭と10月の秋季大祭の日のみ拝殿の扉が開いて、拝殿の扉の向こう側に「沖津宮」が見られるようになっています。
ただ、扉が閉められていても、晴れて空気の澄みきった日であれば、拝殿の裏側に行くと、玄界灘に浮かぶ沖ノ島を望むことができます!
フェリー乗り場から歩くと40分ほどかかるので、ぜひ自転車かバスにを利用しましょう。ちなみにバスを利用する場合、バスは「沖津宮遙拝所」を一旦出た後、頂上に行った後、14分後に折り返してくるので、その間に参拝するのがおすすめです。
この記事のまとめ
この記事では、宗像大社の参拝方法やパワースポットについてご紹介してきました。
宗像大社は、ご利益がある参拝の順番などはありませんでしたが、特に人が少ない時間帯に行くと、宗像大社のすごさや神々しい空気というのが体全体で感じることができました。
早い時間帯に行くのが個人的にはおすすめです。
ぜひ、次のご旅行の参考にしていただけたら嬉しいです!