この記事では、上野東照宮についてご紹介します。
強運を呼び寄せたい人必見! 上野東照宮でパワーをもらおう
表参道の入口に、頑丈で関東大震災にも耐えたとされる大石鳥居がそびえ立っています。立派な鳥居をくぐり抜けると、参道の両脇には諸大名から奉納された石灯籠や銅灯籠がずらりと並び、荘厳な雰囲気が広がっています。銅灯籠は国指定の重要文化財であり、特に唐門両脇の大きな銅灯籠は徳川御三家からの寄進品です。
力強い昇り龍
唐門(からもん)は、表参道の突き当たりにある壮麗な門で、正式名称は「唐破風造り四脚門(からはふづくりよつあしもん)」。左右の柱には江戸の名工・左甚五郎作とされる龍の彫刻が施されています。この門には「昇り龍」と呼ばれる龍が彫刻され、そのデザインが「昇龍守」として月命日に授与されています。家康公の強運や勝利、出世のお守りとして人気を博しています。
表参道を歩くと、大楠と呼ばれる御神木が目に入ります。高さ25m、幹の太さ8m、樹齢600年以上のこの大樹は、上野東照宮の創建以前から存在し、近くには野生のタヌキも住んでいます。御神木は近くにいると良い気をもらえるとされ、その周りにはタヌキの神様を祀った「栄誉権現社(御狸様)」もあります。タヌキは「他抜」の語呂合わせから、強運や成功の神様として信仰されています。
社殿自体は「権現造り」で、外壁には13㎝角の金箔が約11万枚使用され、その豪華な装飾が金色殿と呼ばれています。透塀と呼ばれる塀には、外からも中の社殿が見えるようになっており、その彫刻には上野動物園の協力を得て色付けが施されました。透塀の彫刻には狩野探幽の指揮のもと、上野動物園の動物たちが描かれており、見ていて飽きることがありません。
奇跡的な逸話も残る社殿は、東京大空襲の際に焼夷弾が落ち、不発弾だったことから無事を得たと言われています。300年以上もの歴史を持つ上野東照宮は、その強運を感じさせ、参拝者に困難を乗り越える力を授けてくれるでしょう。
上野東照宮の概要
住所:東京都台東区上野公園9-88
開門時間:9:00〜16:30(10〜2月)、9:00〜17:30(3〜9月)
拝観時間:9:30〜16:00(10〜2月)、9:30〜17:00(3〜9月)
*社殿内は非公開。
www.uenotoshogu.com