この記事では、銀座並木通りにあるグッチのレストラン「Gucci Osteria da Massimo Bottura Tokyo」のメニューに込められたこだわりや、値段についてもご紹介します。
現在、グッチレストランの予約は、公式サイトのみで一休.comなどの予約サイトからの受付は行っていません。
グッチのレストランは、空間や器はもちろん、サービスまでがグッチの世界観で彩られていて、でも肩肘をはる必要もなく、とても心地よい時間を過ごすことができました。
エントランスを入った瞬間からグッチの世界観が広がる店内
グッチレストラン(グッチオステリア)は、イタリア ルネサンスとグッチの折衷的な美学を取り入れられているということで、エントランスからの歩廊はミステリアスな雰囲気が気分を上げてくれるデザインとなっています。
高なる気持ちをおさえながら、レストランのある4階へ進んでいきます。
エレベーターを降りると、セミオープンキッチンになっていて、料理が作られる様子を見ることができます。
照明ひとつにしても、テンションが上がります。
店内の食事スペースはとても開放的な空間で、テーブル席とソファー席がそれぞれあります。
席の間に距離があるので、他のテーブルの会話もあまり気になりませんでした。
グッチレストラン(グッチオステリア)のメニューのこだわりに驚きの連続
今回、グッチレストランには、ディナータイムでの予約。
全7品の、日本各地の旬の食材を使用したコンテンポラリーイタリアンのコース(15,000円)をいただきました。
コース内容:前菜1、前菜2、パスタ1、パスタ2、メイン、デザート1、デザート2(全7品)
全体を通して、目でも楽しめますが、食感や想像もできないマリアージュに終始、驚きの連続。
あっという間に時間が過ぎていくほど、楽しめるお料理です。
ファーストドリンクのスピード感がすごい
まず驚いたのが、ファーストドリンクのスピードの速さ。
こういったレストランだと、大抵最初の飲み物に時間がかかってしまうケースがよくあるので、イライラしてしまいお店の第一印象が悪くなることも。
グッチのレストランではそうではありませんでした。
「まずはシャンパンにしますか?」とグラスシャンパンをすすめてくれて、乾いたのどをすぐに潤してくれます。
メニューがなく値段が分からないのが少し不安でしたが、せっかくの時間なのでそこはケチケチするシーンではないと、自分自身を納得させました。
それにしても、席についてすぐ乾杯がすぐできるって、特に接待の席なんかだととてもありがたいサービスです。
乾杯の後は、グリッシーニとフォカッチャ
テーブルに運ばれてきたのが、長いグリッシーニと、フォカッチャ。
グリッシーニには白ごまがかかっていて、フォカッチャも甘酸っぱい味で、オリーブオイルいらずでいただくことができます。
お酒のおつまにや食事の間につまむのにぴったりです。
和のテイストがつまったアミューズ
メニューのテーマが「日本各地の旬の食材を使用したコンテンポラリーイタリアンのコース」ということもあって、テーブルに並べられたアミューズは、どれも和とイタリアンの融合。
テーブルの上がまるで日本庭園のように彩られていきます。
海苔にチーズがサンドされています。見た目は洋風のおむすびのようです。
海苔は何層にも重ねられていて、食べ応えがありました。
カリカリアーモンドの中には、ブルーチーズ。
新緑のみどりが鮮やか。カリカリのワッフルにはクリームがサンド。
ポップコーンの上には、マカロン。
いくらの下には、ハチの巣をかたどったクリームがありました。
前菜のテーマは「私と一緒にイタリアに帰ろう」
バタフライのモチーフがデザインされた器には、最中。
シェフから「私と一緒にイタリアに帰ろう」というメッセージが。
シェフの生まれ故郷であるミラノに一緒に行こうということで、これからシェフの思い出の地ミラノの料理がスタートするというサインかも。
もなかを開けると中には、牛肉やキャビアが詰まっていました。
グッチオリジナルの自家製のパン
もちもちしていて、香り高いパン。
オリーブオイルとの相性も抜群でした。
カツオのカルパッチョ
目にも鮮やかなカルパッチョは、いちじくのソースをかけていたただきます。
金目鯛とカツオのカルパッチョの下には、スイカも添えられていました。
お皿の上にのっているチョウチョも、いただくことができました。
ブロントルイーザ…ビッザへのオマージュ
シェフのおばあさんが得意だったリゾットをアレンジした一皿。
イタリアのふるさとでは、グリンピースを使って料理されていたのですが、シェフが枝豆を使って日本風にアレンジしたそうです。
隠し味のお味噌、ミントが味に奥深さを出していました。
ラーメンになりたいパルミジャーナ
ナスのパルミジャーナの横に、パスタの麺のようなラーメンが。
お料理が到着すると、茄子で出汁をとったスープを注いてくれます。
まずは、スープを味わって、次にラーメンと一緒にいただきます。
そうすると一瞬で、イタリアンから醤油ラーメンに変身です。
次に茄子の下の味噌をとかしていただくと、濃厚な味噌ラーメンに早変わり。
替え玉をお願いしたいくらい、わすれられない一皿となりました。
甘鯛のアクアパッツア
食感と味わいを楽しめる一品。
甘鯛の皮がパリッパリに焼かれいて、エディブルフラワーが乗っていて、まるでお花畑のような一品です。
グリーントマトと西瓜
コース料理の最後に、お口直しとして、グリーントマトのシャーベットと、西瓜のソルベが運ばれてきました。
西瓜も赤い部分ではなく、青い部分を使用していました。
思い出すと、カルパッチョで赤い部分の西瓜を使って、締めには青い部分を使うという、食材を無駄にしないというシェフの想いが伝わってきました。
デザート
デザートは、かぼちゃをつかったデザート。
薄くスライス甘いかぼちゃの下には、ホタテが使われていました。
スイーツというか、またお料理が始まってくるんじゃないかという食材で驚きでした。
もともと、こちらのデザートは前菜として考案されていたものだったのですが、かぼちゃの甘味をスイーツに活かしたいということで、ドルチェになったんだそうです。
アリーア
まるでお花畑のようなデザート。
見た目だけでなく、触感も味わえる一品でした。
デザートの中にいるハチは、グッチレストランのアイコンでもあって、スタッフの方のシューズにもハチがいました。
食後のコーヒー
最後は食後のドリンクが楽しめます。
食後のドリンクと一緒に、お菓子が運ばれてきました。
まるでアフタヌーンティーのようです。
どれも一口でいただけるサイズでしたので、お腹いっぱいにもかかわわず間食です。
グッチレストラン(グッチオステリア)の値段は?
お会計は、料理とシャンパン2杯、ビール2杯、フルボトル赤ワイン(10,000円)1本で、49,000円でした。
ワインは、美味しいものをおすすめしてくれるのですが、今回お祝いなどでななくディナーで使ったので、あまり高級なものは望んでいませんでした。
それをお伝えするとスタッフの方は、いやな顔をせず手頃なワインも紹介してくれて、そういったサービスも含め一流でした。
グッチレストラン(グッチオステリア)のメニュー
- ランチ 10,000円
- ディナー 15,000円/25,000円
- アラカルト
- バーメニュー
グッチレストランでは、コース料理の他にアラカルトのメニューもありました。
今回予約した際には、コース料理のみ選択ができて、当日追加でアラカルトを注文できるシステムでした。
また、グッチレストランでは、グッチ缶の入ったクッキー缶を購入することもできます。
こちらについては、詳しく別記事で書いていますので、よかったら参考になさってください。
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GUCCI OSTERIA TOKYOの店舗情報
店舗名 | Gucci Osteria da Massimo Bottura Tokyo |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座6-6-12 |
電話 | 03-6264-6606(受付時間:上記営業時間に準ずる) |
営業時間 | ランチ :月曜日 – 土曜日 11:30-14:30、日曜日 11:30-15:30 ディナー :月曜日 – 土曜日 18:00-23:00 |
予約 | https://www.tablecheck.com/ja/shops/gucci-osteria/reserve |
レストランは並木通り沿いにあって、ヒグチユウコさんの絵画が目印、4階にあります。
グッチブティックは交詢社通りにあり、レストランは入り口が違いますのでご注意ください。
車で行く場合は、並木通りに沿いにパーキングメーターが並んでいます。
この記事のまとめ
この記事では、グッチのレストラン「Gucci Osteria da Massimo Bottura Tokyo」のメニューに込められたこだわりや、値段についてもご紹介します。
器やお料理、サービスすべてでグッチの世界観が楽しめ、一気にその魅力に引き込まれていきました。
料理を引き立たせるのが、グッチ オステリアならではのジノリ1735製の器も注目。
ちなみにテーブルウェアは、グッチの公式サイトからでも購入することもできます。
大人ロマンチック時間をぜひ過ごしてみてください。