📋 この記事でわかること
- 65歳・70歳から使える東京都内の無料施設とシニア割引一覧
- 2026年度シルバーパスの最新料金と使える路線
- 毎月の「シルバーデー」と9月の「老人週間」に無料になる施設
- 区によって内容が大きく違う銭湯の高齢者補助制度
東京都内には、65歳以上(施設によっては60歳・70歳)の方がお得に、または無料で利用できる施設がたくさんあります。
この記事では美術館・博物館・動物園・銭湯・交通機関・飲食店まで、年代別にわかりやすく整理しました。ぜひ次のお出かけの参考にしてくださいね。
元客室乗務員として長年国内外のお客様と接した経験を持ち、国内旅行業取扱管理者の国家資格を保有。旅行・お出かけ情報を専門に発信しています!
目次
1. 年代別・東京のシニア割引早見表
まずは年齢別に使える制度をまとめました。お住まいの年代からチェックしてみてください。
60歳から使える制度
- 老人週間(9月15日〜21日)に都立動物園・水族館・庭園が無料(60歳以上と付添者1名)
- 新宿区「ふれあい入浴証」で銭湯が月4回無料(60歳以上、要申請)
- 武蔵野市「不老体操」参加で銭湯が無料
- すかいらーくグループのプラチナパスポートで会計5%オフ(毎日)
65歳から使える制度
- 東京都美術館・東京都写真美術館・東京都現代美術館・江戸東京たてもの園の「シルバーデー」(毎月第3水曜など)無料
- 国立科学博物館・国立西洋美術館の常設展が身分証提示で無料
- 上野動物園・多摩動物公園がシニア料金(半額程度)
- 千代田区・墨田区などの銭湯補助制度
70歳から使える制度
- 東京都シルバーパスで都営交通・都内民営バスが乗り放題
- 東京国立博物館の常設展が無料
- 港区の銭湯無料入浴券(年間最大52枚)
- 大田区・荒川区の銭湯200円制度
2. 交通機関のシニア割引|東京都シルバーパス
お出かけの足として真っ先に押さえておきたいのが「東京都シルバーパス」です。
東京都内在住の70歳以上が購入できる乗車券で、都営地下鉄・都営バス・都電荒川線(東京さくらトラム)・日暮里舎人ライナー・都内の民営バス各社が乗り放題になります。
2026年度の料金
| 対象者 | 料金 |
|---|---|
| 住民税非課税の方 | 1,000円 |
| 住民税課税の方(合計所得135万円以下は除く) | 12,000円(年額) |
2026年4月1日以降に新規購入する場合、有効期限が同年9月30日までとなる関係で、負担額が10,255円から6,000円に引き下げられています。年度替わりのタイミングで金額が変わるため、購入前に東京都シルバーパスの公式サイトで最新の料金を確認するのがおすすめです。
申込みは70歳になる誕生月の初日から可能で、都内約150か所のシルバーパス常設窓口や都営地下鉄の定期券売り場などで手続きできます。
⚠️ 東京メトロ・JR・私鉄には使えません。シルバーパスが使えるのは都営交通と都内民営バスのみなので、間違えてSuica・PASMOで改札を通ると運賃が引かれてしまいます。ご注意くださいね。
3. 美術館・博物館|無料・割引で入れる施設
常設展が無料になる施設(65歳〜)
| 施設名 | エリア | 内容 |
|---|---|---|
| 国立科学博物館 | 上野 | 常設展、身分証提示で無料 |
| 国立西洋美術館 | 上野 | 常設展、身分証提示で無料 |
| 東京国立博物館 | 上野 | 70歳以上、常設展が無料 |
「シルバーデー」で無料になる施設(毎月第3水曜など)
| 施設名 | エリア | シルバーデー |
|---|---|---|
| 東京都現代美術館 | 木場 | 毎月第3水曜日、65歳以上無料 |
| 東京都写真美術館 | 恵比寿 | 毎月第3水曜日、65歳以上無料 |
| 江戸東京たてもの園 | 小金井市 | 毎月第3水曜日、65歳以上無料 |
東京都美術館(上野)
常設の企画展ごとに「シニア無料観覧券(平日限定)」が抽選でプレゼントされます。応募方法は各展覧会の公式サイトで随時案内されるので、こまめにチェックしましょう。なお東京都美術館自体には「シルバーデー」の制度はありません。
江戸東京博物館(両国)
2022年から大規模改修工事のため休館していましたが、2026年3月31日にリニューアルオープンしました。展示内容が刷新されているので、シニア割引の有無や料金は公式サイトで最新情報を確認してください。
💡 東京都写真美術館と江戸東京たてもの園は同じ「第3水曜日」がシルバーデーです。この日を狙って予定を組むと、1日で2施設をお得にはしごできますよ。
4. 動物園・水族館・植物園|シルバーデーと老人週間
シニア料金がある施設(65歳〜)
| 施設名 | 一般料金 | シニア料金 |
|---|---|---|
| 上野動物園 | 600円 | 300円 |
| 多摩動物公園 | 600円 | 300円 |
敬老の日前後・老人週間(9月15日〜21日)に無料になる施設
毎年9月15日を「老人の日」、15日から21日までを「老人週間」といいます。この期間、都立の動物園・水族館・庭園などで60歳以上の方(付添者1名も対象になる施設が多い)が無料になります。
- 上野動物園(台東区)
- 多摩動物公園(日野市)
- 井の頭自然文化園(三鷹市)
- 葛西臨海水族園(江戸川区)
- 夢の島熱帯植物館(江東区)
年齢を確認できる書類(健康保険証・マイナンバーカード・運転免許証・介護保険被保険者証など)が必要です。実施の可否や対象施設は年によって変わるため、8月頃に発表される東京都の告知を確認してから出かけると安心です。
開園記念日・みどりの日も年齢問わず無料
上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園・葛西臨海水族園は、それぞれの開園記念日やみどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)にも年齢を問わず無料開放される日があります。老人週間と合わせてチェックしておくとお出かけの選択肢が増えます。
5. 銭湯のシニア割引(区によって大きく異なります)
東京の銭湯は、区ごとに独自の高齢者向け補助制度を設けています。対象年齢・回数・料金がかなり違うので、お住まいの区の制度を確認しましょう。
| 区 | 制度名 | 対象年齢 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 千代田区 | 敬老入浴券 | 65歳〜 | 年間最大44回無料(区内4軒+区指定6軒、要申請) |
| 港区 | 区民無料開放デー | 全区民 | 3・6・9・12月の第3火曜のみ無料(登録制) |
| 港区 | 高齢者無料入浴券 | 70歳〜 | 年間最大52枚無料(要申請) |
| 墨田区 | にこにこ入浴証 | 65歳〜 | 毎週木曜または金曜のいずれか1日無料 |
| 新宿区 | ふれあい入浴証 | 60歳〜 | 月4回無料(要申請) |
| 渋谷区 | 高齢者入浴デー | 60歳〜 | 月2回(第1・第3日曜)無料(要申請) |
| 品川区 | しながわ出会いの湯 | 65歳〜 | 毎週木曜、健康体操プログラム後に無料 |
| 大田区 | いきいき高齢者入浴証 | 70歳〜 | 年36回・1回200円+年1回無料券つき(要申請) |
| 世田谷区 | 入浴券の支給 | 65歳〜 | 年間最大12枚無料(一人暮らし等は追加あり) |
| 武蔵野市 | 不老体操 | 60歳〜 | 体操参加後、無料で入浴 |
⚠️ ほとんどの区で事前申請が必要です。対象年齢になっても自動的には届かないため、お住まいの区の福祉課・区民事務所の窓口、または区の公式サイトで制度名を検索して手続き方法を確認してください。
6. 飲食チェーンのシニア割引
外食チェーンにもシニア向けの割引制度があります。銭湯や美術館めぐりのついでに立ち寄るのもおすすめです。
| チェーン名 | 対象年齢 | 割引内容 | 条件 |
|---|---|---|---|
| ガスト・バーミヤン・ジョナサンなど(すかいらーく系) | 60歳〜 | 5%オフ | プラチナパスポート提示、最大6名まで、毎日 |
| デニーズ | 60歳〜 | 15%オフ(毎月15日) | 公式アプリのクーポンが必要 |
| スシロー | 60歳〜 | 5%オフ | シニアカード提示、平日のみ |
| はま寿司 | 65歳〜 | 1名50円引き(最大6名で300円引き) | 平日のみ |
| イオン・ダイエー | 55歳〜 | 5%オフ | 毎月10・20・30日 |
| 西友・リヴィン | 60歳〜 | 3%オフ | 毎月第3水曜日 |
条件や割引率は変更されることがあるため、利用前に各社の公式サイトやアプリで最新情報を確認してくださいね。
よくある質問
Q1:東京都シルバーパスは誰でも買えますか?
都内に住民登録のある70歳以上の方であれば購入できます。住民税が非課税の方は年1,000円、課税の方は年12,000円(2026年度、年度途中の新規購入は6,000円)です。都営地下鉄の駅窓口や指定の常設窓口で申し込めます。
Q2:シルバーパスで東京メトロには乗れますか?
乗れません。使えるのは都営地下鉄・都営バス・都電荒川線・日暮里舎人ライナーと都内の民営バスのみです。東京メトロや私鉄、JRは対象外です。
Q3:銭湯のシニア補助は自動的にもらえますか?
いいえ、多くの区で区役所などへの事前申請が必要です。対象年齢になったら、お住まいの区の福祉課や区民事務所に問い合わせるか、区の公式サイトで制度名を検索して手続きしましょう。
Q4:老人週間の無料入場に必要なものは?
健康保険証・マイナンバーカード・運転免許証・介護保険被保険者証など、年齢が確認できる書類が必要です。付添者1名も無料になる施設が多くありますが、対象施設や実施内容は年によって変わることがあるため、当年8月頃の東京都の発表を確認してから出かけると安心です。
この記事のまとめ
東京には、美術館・博物館・動物園から銭湯、交通機関、飲食店まで、65歳以上(施設によっては60歳・70歳)がお得に楽しめる制度がたくさんあります。
シルバーパスやシルバーデー、老人週間をうまく組み合わせれば、交通費も入場料もぐっと抑えながら充実したお出かけができますよ。
制度は年度や自治体によって変わることがあるため、出かける前に各施設・自治体の公式サイトで最新情報をチェックしてから、ぜひお出かけを楽しんでくださいね。
🌿 「やってみたい」を、気軽な一歩から
新しい場所に行ってみる、久しぶりの施設に足を運んでみる。そんな小さな「やってみたい」も、お得な制度があれば挑戦しやすくなります。
一人でじっくり美術館を楽しむのも、お孫さんと一緒に動物園に出かけるのも、ご夫婦で銭湯にのんびり浸かるのも、どれも立派な「やってみたい」の実現です。今回ご紹介した施設や制度が、その最初の一歩の後押しになればうれしいです。
夏場のお出かけは体調管理が何より大切です。こまめな水分補給と休憩を忘れずに、無理のないペースで楽しんでくださいね。

