- Instagramに突然『新しい予約リクエストがあります』と通知が来たけど、なにこれ!?
- うちは予約ボタンなんて付けてないのに・・・
この記事では、このような状況に遭遇してしまった方に向けて原因や対処方法について解説していきます。
結論から言うと、Instagramで「新しい予約リクエストがあります」と通知が出るのは、Instagramの自動提案機能によって、海外ユーザーがDMで“予約風”のリクエストを送ってきたのが原因です。
実は私自身も、店舗のインスタグラムの運用をお手伝いしている時に、突然このようなメッセージが届いてびっくりました。
この通知は、Instagramの仕様によるちょっとややこしい現象なんですが、いざ来ると焦ってしまいますし、トラブルが起こる可能性もあります。
本文では、実際にこの通知が来た時の原因や対応方法について詳しく解説しますので、よかったら続きも参考になさってください。
インスタグラムで新しい予約リクエストがありますと表示された時の原因

こちらが実際に店舗のInstagramのDMに届いたメッセージです。
画像のように、突然「新しい予約リクエストがあります」という通知が届くと、「インスタに予約ボタンなんて付けてないけど・・・?」と驚いてしまいますよね。
実はこの通知、冒頭でも少し触れましたが、ユーザーがInstagramのDM画面から“予約風”のリクエストを送った時に表示されるものなんです。
これは、Instagramが提供している機能によるのが原因で、ご自身の店舗でインスタグラムに予約システムを連携していなくても、自動的に表示されることがあります。
海外からの予約で表示されることが多い
この予約通知は、特に海外のユーザーからのDMで表示される傾向があります。
日本国内でInstagramを利用している場合、このようなUIは基本的に表示されません。
海外からDMを送る場合、DM入力欄の上に以下のような「提案オプション」が自動表示されることがあります。
- Request appointment(予約をリクエスト)
- Book a time(時間を予約する)
- Ask about availability(空き時間を問い合わせる)
それをタップすると、Instagram内に日時選択式のカレンダーUIが表示されます。
日時を選ぶと、自動で「予約リクエストメッセージ」として送信される仕組みとなっています。
そのまま希望日時が送信されると、あなた側にはこのような「予約通知」として表示される仕組みとなっています。
飲食店やサロンなどのサービス業アカウントで起こりやすい
このような予約風メッセージは、Instagramがあなたのビジネスアカウントを、飲食店・美容室・サロンなど『予約が必要な業種』と認識している場合に表示されやすくなります
そのため、予約システムを導入していないお店でも、Instagram側の判断で「予約可能なアカウント」として扱われてしまうことがあります。
この通知は確定した予約ではないのでご安心ください
届いたメッセージを見ると「予約が成立したのでは・・・」と焦ってしまうかもしれませんが、この通知はあくまでもユーザーからのリクエストに過ぎません。
また、Instagram側が自動で「予約を送ったような形式」でメッセージを組み立てているだけなので、実際は店舗側で内容を確認して、DMでやりとりをした上で予約成立となります。
「新しい予約リクエストがあります」と表示された時の対応
Instagramで「新しい予約リクエストがあります」と通知が届いたら、メッセージの中身を確認しましょう。
- DMからの予約を受け付けない場合
- DMからの予約を受け付る場合
で対応が違ってきますので、それぞれ解説します。
なお、「新しい予約リクエストがあります」メッセージを放置するのではなく、必ず返信を行うようにしましょう。
ユーザー側は「予約したつもり」でいるケースも多く、当日に実際に来店してしまうケースもゼロではありません。
DMからの予約を受け付けない場合の対応方法
返信メッセージ例
Thank you very much for your reservation request.
We’re very happy to hear that you’re interested in 【店舗名】
However, we kindly ask that all reservations be made through our official reservation page.
We’re sorry, but we don’t accept bookings via Instagram DM.
Please visit the following link to make your reservation.
▶ 【予約ページのURLを入れてください】
We look forward to welcoming you soon!
If you have any questions, feel free to message us here.
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【日本語訳】
ご予約のご連絡ありがとうございます。
当店にご興味を持っていただけてとても嬉しいです。
大変恐れ入りますが、ご予約は公式予約ページからのみ承っております。
InstagramのDMでのご予約は受け付けておりません。
以下のリンクよりご予約をお願いいたします。
▶【URL】
お会いできるのを楽しみにしております。
ご質問があればこのDMでご連絡ください。
DMでは予約を受け付けていない場合は、DMで丁寧にその旨を伝え、予約ページや電話に誘導しましょう。
DMで予約を受け付けている場合の対応方法
予約リクエストは、私が見てきたケースでは日時だけのリクエストがほとんどです。
DMで予約受付をしている店舗であれば、
- 日時と時間の希望
- 人数
- コース、目的(記念日など)の確認
- アレルギーや苦手食材の有無
- 名前、連絡先
しっかり確認をした上で予約を確定しましょう。
逆に日時、時間だけで予約を完了させた場合、ノーショーになる可能性も高いので、しっかりと確認をすることが大切です。
「新しい予約リクエストがあります」というDMを減らす4つの方法
現段階で、今回のような「新しい予約リクエストがあります」というDMを完全になくすことは難しいですが、減らす方法がありますのでご紹介します。
方法①:プロフィール欄に予約方法を明記する
ご予約はDMでは受け付けておりません
Please note: Reservations are not accepted via DM.
→ ご予約は下記リンクよりお願いいたします
プロフィール欄に、DMでは予約を受け付けていない旨を日本語+英語両方で記載しておくことも有効です。
DMで予約を送ってこようとする人の抑止力になります。
方法②:ハイライトやストーリーで「予約方法」を案内する
「予約方法」というハイライトを作成して、予約は公式WEBからであることをしっかり伝えることで抑止力になります。
方法③:自動返信メッセージを設定する
InstagramのDMには「インスタント返信」「不在メッセージ」などを設定できる機能があります(ビジネスアカウント限定)
例:
こんにちは!ご連絡ありがとうございます
ご予約は公式サイトから承っております。
Please visit our reservation page here: 【URL】
これだけでも予約DMが来た後のやり取りの手間が軽減できます
方法④:Instagramのプロフィールに予約ボタンを設定する
Instagramのプロフィールに予約サービスと連携した「予約ボタン」を設置することで、ユーザーがDMを送らずに、予約サイトから直接予約してくれる可能性が高まります。
特に、「とりあえずDMで聞いてみようかな…」というユーザーを予約ページへ自然に誘導できるのが大きなメリットです。
ボタンは英語環境のユーザーにも「Book Now」などで表示されるため、DMが送られてくる防止にもつながります。
この記事のまとめ
Instagramで表示される「新しい予約リクエストがあります」は、確定した予約ではなく、ユーザーがDMで送った『予約風』のメッセージです。
とは言っても放置せず、公式予約ページを案内するなど返信をしてトラブル防止につなげましょう。
なお、プロフィールへの案内文や予約ボタンの設置など、事前の工夫でDM予約を減らすこともできます。
Instagramを予約導線のひとつとして活用し、スムーズな集客につなげていきましょう。